目次
戦争と子どもたち
昭和の戦争を知る
戦争年表1937~1946
戦争漫画ミニ事典
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
keroppi
74
「漫画家たちの戦争」シリーズ別巻資料。第二次世界大戦における日本がどういう経緯を辿ったのか、子供たちはどういう状況に置かれたのか、簡潔な解説、写真、地図で解説してくれる。本編漫画と併せて読むと理解が深まるようになっている。「戦争漫画ミニ事典」も、このシリーズに収録された作品以外も紹介しており読みたくなった漫画も多い。これで全9巻読み終わったが、多くの人に読んで欲しいシリーズだった。2022/02/27
更紗蝦
30
戦時中の子どもたちの暮らしぶりが分かる写真資料、日中戦争の始まりからポツダム宣言受諾までの流れを解説した文章と年表、戦争漫画ミニ事典で構成されています。戦争漫画ミニ事典が、作品名をあいうえお順で並べている構成なのは、「事典」と称しているからだと思われますが、この順番で読んでも読み手には何のメリットもないですし、事典として“活用”できるほど網羅的にデータが載っているわけでもありません。発表順に並べた方が「漫画史」としての視点が生まれたはずなので、この点だけが惜しかったです。2023/05/09
剛腕伝説
12
漫画家たちの戦争・写真資料、年表など。 沖縄では1800人の中学生が鉄血勤王隊の名で戦闘に参加させられ半数が戦死した。写真を見るとどの子達も幼い。ひめゆり学徒隊、沖縄の看護隊の少女達も多く亡くなった。戦争で家族も家も失い東京駅前は多くの浮浪児で溢れかえった。宝塚歌劇団で男装の麗人が禁止された。広島と長崎で投下された原爆は34万人の命を奪った。 たかだか80年前の出来事である。2022/03/13
Hiroki
2
朝霞図書館 「漫画家たちの戦争」シリーズの別巻資料。この客観性と分かり易い編集は、中学生・高校生の副読本・補助教材として十分に役立つと思うぜ。紹介されてる戦争漫画の7割がたは眼に触れていた。保有するに至った本も多い。新潟からコッチに転居するにあたって泣く泣く手放したのが「アドルフに告ぐ:手塚治虫」「サブマリン707:小沢さとる」など。保有し続けているのが「石の花:坂口尚」「紫電改のタカ:ちばてつや」「光る風:山上たつひこ」「寺島町奇譚:滝田ゆう」など。2024/09/18
おおきなかぶ
2
最近読んだばかりの山上たつひこさんの「光る風」、大好きなこうの史代さんの「夕凪の街 桜の国」が取り上げられていて、嬉しかったです。2015/07/24