出版社内容情報
10代の子どもが抱える悩みや不安にトコトン答える番組「NHK オトナヘノベル」を書籍化。
NHK「オトナヘノベル」制作班[エヌエチケーオトナヘノベルセイサクハン]
内容説明
10代が抱える悩みや不安、知りたい気持ちにトコトンこたえる、NHK Eテレの人気番組「オトナヘノベル」。番組内で放送された、SNSのトラブルや友だち、恋愛などをテーマにしたドラマが、ついに書籍化!
著者等紹介
長江優子[ナガエユウコ]
東京都生まれ。武蔵野美術大学卒業。構成作家、児童文学作家。『タイドプール』で第47回講談社児童文学新人賞佳作を受賞
如月かずさ[キサラギカズサ]
群馬県生まれ。『サナギの見る夢』(講談社)で講談社児童文学新人賞佳作、『ミステリアス・セブンス―封印の七不思議』(岩崎書店)でジュニア冒険小説大賞、『カエルの歌姫』(講談社)で日本児童文学者協会新人賞を受賞
鎌倉ましろ[カマクラマシロ]
長野県生まれ。著書に『小説なかよしホラー 絶叫ライブラリー悪魔のログイン』(講談社)がある。また、樫崎茜名義での作品もある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みーちゃん
75
SNSに投稿した内容がきっかけで炎上してしまう三つの話が入っている短編集です。 前からSNSの怖さについて色々な人に教えてもらい怖いということは知っていましたが、あまりよく分からずにいました。けれどこの本を読んで、SNSの本当の怖さがとてもよく分かりました。今まで少し軽く見すぎていました…。投稿してから炎上して終わるまでの経緯が書かれ、炎上時の対処法などもあって良かったです。私も炎上は絶対にしないように気をつけようと思いました。(。ì _ í。) 色々な人に読んでもらいたいです。。2022/02/10
美葉
40
SNSでの炎上をテーマにした短編集。炎上すると、その後の人生が大きく変わってしまうことを学び、インターネットの恐ろしさを改めて感じた。画面の向こうには、顔も名前も知らないたくさんの人がいて、悪意を持った人もいることを忘れないようにしたい。ドキッとさせられるところも多く、SNSの使い方をしっかり気をつけていこうと改めて思った。中高生にはぜひ読んでほしい。2019/12/04
tan
30
気軽にSNSに挙げることによってどんどん拡散されたり、炎上したり…。まさに今現在の問題点がとてもリアルに描かれていました。ネットでたたかれることは本当に恐ろしいことです。また「炎上屋」「スネーク」「特定班」などの異常さにもびっくりしました。ネットの恐ろしさを再認識させられた内容で子供だけでなく大人も改めなければならないと思いました。2017/07/27
はじめさん
23
Eテレ・オトナノベルで紹介されたエピソードをノベライズ。テーマはタイトル通りSNS炎上。彼氏とのイチャイチャを動画投稿・見知らぬ人の笑える姿を画像投稿・落書きした有名進学校の生徒を吊るし上げるための画像投稿。それぞれの炎上→ネット民らからのリンチ。対象はティーンの学生のためか、自分の力じゃどうにもならない出来事ばかり。でも解説のITジャーナリストは炎上したら、とにかく謝れと説く。果たしてヒートしたネット民に言葉が通じるだろうか? / 最近のSNSは殺し目的で声かけたり怖いしねぇ。読メもまたSNSだけんど。2017/11/06
かな
16
SNSの良さと危険性を具体的な例を交えてわかりやすく説明してくれていて、改めて投稿することの怖さを知りました。不用意な写真、文章の投稿から自分の思っていることと違う捉え方をする方もいるということ。プライバシーの暴露の危険性があるということ。デジタルタトゥーという言葉も初めて知りました。SNS初心者に近い私にとっては、とても良い本でした。2021/07/04