内容説明
戦後の淡路島―、新しい時代に向けて急激に生活が変化する中、足柄竜太とその仲間たちは、はじめて手にした野球ボールに魅せられ、野球に夢中になっていく。早熟な竜太、熱血漢のバラケツ、きりりとした美少女のムメ。個性豊かな面々によって結成された瀬戸内少年野球団の仲間たちが、夢と友情、初恋に奔走する!貧しいけれど活気に満ちていた昭和の時代を、少年少女の視点で瑞々しく描いた傑作青春小説。
著者等紹介
阿久悠[アクユウ]
1937年生まれ。出身は兵庫県淡路島。明治大学文学部を卒業後、広告代理店に勤務し、CM制作・番組企画などを手がける。その後フリーとなり、作詞を中心に小説・エッセイなどの執筆活動に入る。数々のヒット曲を送り出し、日本レコード大賞、日本歌謡大賞、日本作詩大賞、古賀政男記念音楽大賞などを受賞。また1979年刊行の『瀬戸内少年野球団』は直木賞の候補となり、映画化もされた。1997年、菊池寛賞受賞。1999年、紫綬褒章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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アンジー
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戦時中の話であることは分かるけど、正直、展開が未だにあまり読めていない。五部作だから仕方ないけれど、次からは、野球のことももう少し出てくるのかな。2016/09/10
シンヤ
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☆☆☆2016/08/13
森乃あさ
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作詞家 阿久 悠さんらしく歌がたくさんでてくる。 子どもも大人も同じ流行歌をくちづさむ時代。 子どもにはわからない歌の文句があっても子どもの心に染みいるのは、同じように戦後の痛手をうけているから。 タイトルがまだ見えてこない。 「中」「下」そして「続 上」「続 下」と話は続く。 早く続きが読みたい。 2011/12/22
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