- ホーム
- > 和書
- > 児童
- > ノンフィクション
- > ノンフィクションその他
内容説明
独自に開発したカメラで、だれも見たことのなかった世界を写しとる。科学写真界の“ノーベル賞”レナート・ニルソン賞や、紫綬褒章など、数かずの栄誉に輝く昆虫写真家の半世紀にわたるチャレンジの軌跡。
目次
第1章 アリからはじまった
第2章 昆虫のくらしを追う
第3章 飛んでいる昆虫を完全に止める
第4章 植物の瞬間を撮る
第5章 ホタルの一生を追う
第6章 海を見つめるバッタ
第7章 さらにアリを求めて
著者等紹介
栗林慧[クリバヤシサトシ]
1939年、中国大陸に生まれる。30歳でプロの昆虫カメラマンとして活動を開始。独創的なカメラを次つぎに開発し、斬新な写真を発表してきた。2002年度日本写真協会年度賞受賞。2006年、科学写真界のノーベル賞といわれるレナート・ニルソン賞を受賞。2006年、紫綬褒章を受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
6
「180cmの私が選んだ被写体はアリでした…」という最初の文章からもう釘づけ。虫好きにはたまらない写真家さんが書いた、たまらない本です。2015/07/22
ぜんじー
1
写真がいっぱいあったからわかりやすかった。2019/11/09
kira
1
1939年生まれの著者。昆虫写真を撮るために次々にユニークなカメラを開発する。今でこそスーパースローカメラなどで昆虫の細やかな動きを撮影することが可能となったが、それを自作のカメラでスナップで収めた著者は単純にすごいとしか言いようがない。2018/03/10
百万石のマルコ
1
昆虫写真家として有名な栗林さんの伝記本。「すべてはアリからはじまった」という第1章といい、慎重180cmという巨体で地面に這いつくばって写真を撮っている姿といい、想像していたイメージとは違った作者の姿が見れて大変面白い。また工作を得意とする作者が昆虫を撮るという目的にむかって自らの手でカメラを改造していくこと。その技術を今度は植物写真に応用することなど、ひとつの出発点がいろいろな可能性を広げていったそのプロセスも読み応えがあった。2010/03/16
NakaTaka
0
昆虫写真家栗林慧さんの昆虫や写真に対する熱い思いが伝わってくる。カメラまで自作とは。「虫の視線で自然を見つめてみたい」心に残った言葉。2014/09/07