スープ

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  • サイズ A5判/ページ数 158p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784323053912
  • NDC分類 K933
  • Cコード C8397

出版社内容情報

いたずらの天才でトラブルメーカーのスープと、かれのおかげでとばっちりを受けても心から慕いつづける、相棒のロブ。ふたりの親友がくりひろげる、笑いと涙の痛快冒険物語。作者の少年時代を回想した、自伝的作品。   小学校低学年

内容説明

スープは、自分のほんとの名前が大きらいで、その名前で呼ばれても、ぜったい返事をしなかったんだ。だから、お母さんは夕食の用意ができても、「スープ、スープができたわよ」って呼ぶしかなかったってわけ。それが、スープと呼ばれるようになった、きっかけなんだ。へんな話だろ。でも、スープといっしょにいると、ほんとたのしい。なにせ、いたずらの天才で、トラブルメーカーだからね。スープがなにかすると、かならずメチャクチャなことになっちまうんだ。おかげで、ぼくまでしかられちゃうけど、そんなこと、ぜんぜん気にしちゃいない。なぜって、ぼくたちは親友だからね。

著者等紹介

ペック,ロバート・ニュートン[ペック,ロバートニュートン][Peck,Robert Newton]
アメリカ・バーモント州の出身。1972年に出版されたデビュー作『豚の死なない日』で絶賛され、以後精力的に執筆活動に励む。1981年に“Soup for President”でマーク・トウェイン賞を受賞。児童文学を中心に数多くの作品がある

久米穣[クメミノル]
1931年、神奈川県生まれ。文化学院文科卒業。英、米、豪児童文学の翻訳に従事。日本児童文芸家協会顧問。日本国際児童図書評議会会員

松原健治[マツバラケンジ]
1957年、富山県生まれ。東京造形大学デザイン学科卒業。デザイン会社勤務を経て、1990年よりイラストレーターとして仕事を始める。色鉛筆で人物画を中心に描いている。主な仕事は広告、挿絵、装画
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

星落秋風五丈原

8
学校で体の一番大きないじめっ子ジャニス、ロブの初恋の相手ノーマ、 「子供は厳しく」がモットーのキャリー叔母、優しいお母さんなど 典型的なキャラクターなので、小学校低学年からでも読みやすいでしょう。 いたずらの真似はしないよう、くれぐれも御用心。2002/02/22

むる

2
150ページほどを1時間ちょっとで一気に読み切りました。気になる方は訳者久米穣氏のあとがきに目を通して実際に読みたくなったら読むのもいいと思います。 10編からなる自伝的お話は、はじめのうちは只のいたずら話が語られますが、徐々に盛り上がっていく気持ちがしました。特に気に入った話は5.小石の重みと、10.小鳥が歌う靴です。 自分が小さいときにこれを読んでいたら、周りのクラスメイトとの接し方か変わっていたのかな、なんて妄想もしたので、主人公と同級生のお子さんが読んだらどんな風なことを学ぶかな?2020/05/22

Yukino

2
小石の話と最後の章がとてもいい。小4息子のお気に入り。2014/02/08

アップル

0
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