感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はる
53
人間の少年に恋をした、さんしょうの木の精の物語。好み。切ないけれど、とても美しい。抒情的な安房さんの文章に引き込まれる。挿絵はいもとようこさん。もう少し大人っぽい雰囲気でもいいかな、と思うけれど、この優しいタッチが哀しさを和らげているのかな。2020/07/31
マツユキ
17
いもとようこさんの絵で、安房直子さん。実は初めて読む『さんしょっ子』。 さんしょっ子は、畑の真ん中に生えたさんしょうの木の中に住んでいた。畑の持ち主の娘、すずなや、近くの茶店の子、三太郎が遊んでいるのを見ていて…。 無邪気な子供時代が終わり、大人になる。さんしょっ子だって。残酷だなあ。さんしょっ子が残した魔法が、優しく、切ない。2021/04/09
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
11
すずなの家にあるさんしょの木には、さんしょっ子(精霊)が住んでいる。友だちの三太郎とすずなは、さんしょの木の下で遊ぶのが好きだ。時折さんしょっ子の気配を感じつつ、やがて年月が流れ、すずなは嫁に行く事に。すずなが好きな三太郎、人間の三太郎に恋してるさんしょっ子の切ないおはなし…。2020/08/06
ヨシ
4
片思いってせつないね。大人の絵本。幼児にこの本の意味わかるのかな?わかってほしいような、ほしくないような…B2020/10/03
スパナ
3
さんしょうの木の中に住む、さんしょっ子。近所の子供たちが遊ぶ様子を見ながら、たまにいたずらしたりして暮らしています。 やがて、子供たちもさんしょっ子も大きくなりますが、小さい頃のように楽しいことばかりではなくて…。 いもとようこさんの透明感のある絵とともに、さんしょっ子の切ない気持ちが伝わってきました。2021/01/23
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