出版社内容情報
ある朝、しましまねこが目をさますと、家の中はとてもしずかでした。おばさんは頭がいたくて、横になっていたからです。こんなときこそ役に立たなくちゃと、ねこはがんばるのですが……。心があたたかくなるお話。 小学校低学年
内容説明
しましまねこは、おばさんの家のおてつだいさん。ある朝、ねこが目をさますと、家の中はとてもしずかでした。おばさんは頭がいたくて、横になっていたのです。「わたし、なんでもやります」こんなときこそ、やくにたたなくちゃと、ねこはがんばるのですが…。小学校2・3年生から。
著者等紹介
竹下文子[タケシタフミコ]
1957年、福岡県に生まれる。東京学芸大学卒業。夫で画家の鈴木まもる氏と静岡県伊豆に在住
鈴木まもる[スズキマモル]
1952年、東京に生まれる。東京学芸大学中退
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶんこ
40
今回もしみじみと「ああ、いいな」。おばさんが熱で寝込んでしまいます。ねこちゃん、俄然はりきります。掃除機の線を切りそうになったりとハラハラしますが、いつも心は一生懸命おばさんの役にたちたいと思っているのです。おばさんのそばにいって、子守唄をうたってくれる猫。いいなぁ。猫って弱っている時に黙って寄り添ってくれるよね。おばさんと娘さんの2人が猫の寝姿を見てにっこりしているのが、本当にすてき。2022/01/19
ぷれば
21
おてつだいねこシリーズ。ある雨降る朝、おてつだいねこが目覚めると、お家の中がとても静か。おばさんが頭が痛くて、寝込んでしまい、さぁ大変。おばさんの看病や家事をして、おてつだいしようと大奮闘するしましまねこ。やさしくて、頑張り屋のしましまねこちゃん。ちょっぴりピント外れ気味なのが、大丈夫かなぁ!?とハラハラしちゃいます。実家の猫も母の真似をよくしてましたが、実は手伝っていたのかも(笑)疲れてグッスリ眠る姿も、しみじみカワイイ物語絵本です。2016/04/05
花林糖
10
(図書館本)おばさんが風邪で寝込んでねこさん頑張るお話。勘違いの連続だけどねこさんの一生懸命さがとても微笑ましい。鈴木さんの描くねこさんがもの凄く可愛いです。2015/05/14
hiichi
9
図書館本。いつもせわしく働くお母さん(飼い主)が寝込んでしまって、さあ大変。おてつだいねこは、看病したり、お掃除したり、買い物に行ったり…。どれも一生懸命で、でもやっぱりねこはねこで、最後まで可愛くて、笑顔で読めるあったかい一冊でした。2015/01/18
遠い日
8
「おてつだいねこ」シリーズ4。ある朝のおばさんの異変。頭が痛いと寝込んでしまう。さあ、ねこさん、張り切る。のだが、できることは限られている。熱冷ましに冷蔵庫のあれを使ったのはナイスアイデア(知らなかっただけとは言いながら)。失敗しながら、あれこれ気働きがすばらしい。かわいいすてきな子守唄、読んでいるわたしも癒されました。2020/11/14