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出版社内容情報
浜田廣介、新美南吉、宮沢賢治、坪田譲治…いもとようこがセレクトした大人になっても忘れたくない珠玉の名作シリーズ。いつまでも読み継いでいきたい名作が、いもとようこのあたたかいはり絵の世界でさらにひろがります。全12巻(既刊3巻)続々新刊発売!
著者等紹介
新美南吉[ニイミナンキチ]
1913年愛知県生まれ。半田中学から東京外国語学校に入学。4歳で実母を亡くした後、新美家の養子となり、複雑な家庭環境の中で成長。中学3年の頃より文学に興味を持ち始め、童謡、詩、童話の創作活動を始める。雑誌「赤い鳥」に投稿し鈴木三重吉の推薦を受ける。東京外国語学校卒業後に喀血し帰郷。その後、女学校の教師をしながら執筆活動を続けるが、1943年結核により30歳の若さで逝去。代表作に『おじいさんのランプ』『牛をつないだ椿の木』など多数
いもとようこ[イモトヨウコ]
兵庫県生まれ。金沢美術工芸大学油絵科卒業。『ねこのえほん』『そばのはなさいたひ』でボローニャ国際児童書展エルバ賞を2年連続受賞。『いもとようこ うたの絵本1』で同グラフィック賞受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しゅわ
28
【図書館】いもとさんの「大人になっても忘れたくない名作絵本」シリーズです。だれもが教科書で出会って、そして切なくなった経験のある有名な物語ですが、いもとさんの描く ごん はとても健気で よりラストでいろいろと考えさせられました。 2014/04/10
旗本多忙
16
小さいお子さんのいる人は一度や二度は読まされたことだろう。私は涙もろくなったとどうも錯覚する。動物の気持ちなどわかる人はおらず、ましてキツネとくればなおさらだろうが‥‥いたずら好きのゴンは兵十や村人に悪さばかりしていた。そんな時、兵十の母が死んだ。悲しむ兵十を見て、可哀想なことをしたとゴンは思い、兵十の留守中に松茸や栗などを毎日届けた。不思議に思った兵十、木の実を持ってこっそり入って来たゴンに気づいた。兵十はゴンをやっつけようと鉄砲に指をかけた。ズドーン!目を閉じたゴンの手には木の実がにぎられていた。2016/05/16
ティス@考える豚
15
名作『ごんぎつね』著者である新美南吉はわずか17歳の時に書き上げたらしいです。何が心を揺さぶるのかはわからないが、不朽の名作ですよねぇ。鰯の部分と夜道の語らいの場面が好きです。2013/01/15
雪下睦月
13
購入したのは息子が2歳の時。全く絵本に興味を示さなくて、その頃からなんとなくおかしいな....と思ってたんだよね。後数か月で6歳。最近やっと読み聞かせが出来る様になりました。ラストで涙を堪える息子。急に動物の病院ってある?と聞いてくるので山の中にあるんじゃない?と答えると、ゴンを入院させてと号泣。そうか。その手があったか。2013/01/03
高等遊民志望
9
10年以上ぶりに読んだ。最後はこんな結末だったのかとなんともいえない気持ちになる。きれいな終わり方だけに余計に死を強く感じる。2015/12/24