出版社内容情報
おじいさんとおばあさんに大切に育てられたねこ。ある日、納屋で豆を盗もうとするねずみを見つけます。ねずみは、おっかさんの病気が治るまでどうか見逃してほしいと、ねこにお願いしました。優しさと思いやり溢れる昔話。
いもと ようこ[イモト ヨウコ]
著・文・その他/イラスト
内容説明
ねこさん、おねがいです。どうかおらをみのがしてください。おっかさんがげんきになったら、おらはねこさんにたべられにでてきます。やさしいねことねずみの、おもいやりあふれるむかしばなし。
著者等紹介
いもとようこ[イモトヨウコ]
兵庫県生まれ。金沢美術工芸大学油画科卒業。『ねこのえほん』『そばのはなさいたひ』でボローニャ国際児童図書展エルバ賞を2年連続受賞。『いもとようこうたの絵本』で同グラフィック賞受賞。2015年3月にイタリア・ボローニャで、4月にフランス・パリで絵本原画展を開催(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かおりんご
26
絵本。2組に読み聞かせ。可愛いお話で、気持ちがほっこりしたよう。2024/02/13
k sato
25
岩手県に伝わる昔ばなしを、いもとようこさんの絵で再現した絵本です。主人公のねこはねずみを食べません。むしろ困窮するねずみの坊やを助けてあげたのです。ねこからは相手の状況に寄り添う思いやりの精神を感じました。一方のねずみですが、ねこに対して食べないでほしい、豆を盗んだことを見逃してほしいと懇願します。ただ条件付きで、今の状況が改善したら僕を食べてほしいというのです。そしてねずみは、ねこに食べてくださいと現れたのです。ねずみからは誠実や感謝・報恩の姿勢を垣間見ました。絵本には人間性を学ぶ要素が隠れているのです2024/03/06
hannahhannah
13
猫とネズミの話。動物だけど人情を感じる心温まる話でした。2021/05/21
ヒラP@ehon.gohon
11
おもちゃ図書館、わくわくタイム。2020/08/08
ヒラP@ehon.gohon
11
事業所で、重度機能障害の利用者さんに読み聞かせしました。2020/08/07