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内容説明
うみのそこにすむにんぎょひめが、にんげんのおうじさまをすきになってしまう。まほうつかいは「にんげんのあし」とひきかえに、にんぎょひめから「こえ」をとりあげてしまう。「こえ」をなくしたにんぎょひめ…なんともかなしく、うつくしいアンデルセンのけっさくです。
著者等紹介
アンデルセン,ハンス・クリスチャン[アンデルセン,ハンスクリスチャン][Andersen,Hans Christian]
1805年4月2日デンマーク・オーデンセ生まれ。オペラ歌手を目指したり、バレエ学校に入学するなどして、挫折をくりかえしたのち、1835年、最初の小説『即興詩人』を発表。これが出世作となり、以後、1875年に他界するまで多くの物語を書きつづけた
いもとようこ[イモトヨウコ]
兵庫県生まれ。金沢美術工芸大学油画科卒業。『ねこのえほん』『そばのはなさいたひ』でボローニャ国際児童図書展エルバ賞を2年連続受賞。『いもとようこうたの絵本1』で同グラフィック賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒラP@ehon.gohon
26
人魚姫は叶わぬ恋を追い求める人魚の物語です。しかし子供向けにアレンジしてしまったら、心のひだの深みまでは描くことは難しいでしょう。 この絵本は、「おとなになっても忘れたくない絵本シリーズ」としていもとさんが手がけているシリーズの1冊だとすれば、残念ながらその領域に達していまぜん。 いもとさんの絵本は、可愛すぎるのです。2021/10/08
ぴよぴよ
10
せつない。ジェスチャーでも何でも伝える方法があったと思う。助けたイコール結婚の図式も謎。2012/09/25
ケニオミ
9
言わずも知れたアンデルセンの人魚姫です。図書館の新刊本の棚にあったので手に取りました。「病気は口から入り、災いは口から出て行く」という言い回しがありますが、人間になることの引き換えに言葉を失ってしまった人魚姫。災いが降りかからないはずなのですが、最後は自分に災いが降りかかり、海の泡と消えてしまいます。言葉で伝えられないならば、筆談で。なんて考えてしまいますが、「それを言ったらおしまい」なのでしょうね。言ったらおしまいのことをあれこれと考えてしまいました。もう純真に童話は読めないのでしょうね。悲しいです。2012/07/05
雨巫女。
8
《本屋》【再読】←2024.7.12.人魚姫が、来世では、絶対幸せになりますように。2014/03/01
新平
5
せつないのお・・・。2016/06/19