内容説明
みすゞさん大好き!そんな子どもたちのために『みすゞこれくしょん』は生まれました。この絵本には、みすゞさんの詩に描かれている自然や小さな生き物たちが登場し、いろんなおしゃべりをしています。そんなあたたかくてふしぎな世界を一緒に楽しんでください。
著者等紹介
金子みすゞ[カネコミスズ]
1903年(明治36年)山口県長門市仙崎(当時大津郡仙崎村)生まれ。本名は金子テル。大正末期から昭和の初めにかけ、雑誌「童話」「赤い鳥」「金の星」に投稿し、「若き童謡詩人の中の巨星」と賞賛されながらも、26歳の若さでこの世を去りました
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ🍀
144
金子みすゞさんの詩は優しい目線と包容力に溢れています。絵もほんわかしていて穏やかになれます。土はたくさんの生命を育てていずれは影に隠れます。影に隠れても支えているのです。影は太陽があるからできるのです。おてんと様が顔を出すとみんな生き生きとします。鳥は歌い、猫はまったり、わたしはほっこり。みんなを照らしてくれています。みんなのこころを温めてくれます。みんなそれぞれの役割がありますから、調和して循環しています。ありがとう!にはありがとう。ごめんね!にはごめんね。山は教えてくれます。気持ちもこだまするんです。2021/03/14
やま
101
癒され、やさしく、深い思いやりがあり、感動する詩です。 字の大きさは…大。 金子みすゞさんを初めて知りました。「私と小鳥とすずと」は、詩に添えられている挿絵も、ほんわかして、笑顔がで、癒されるものです。猫が「だれにもみんな よいところが あるんだニャ」と言っている挿絵は、詩と相まって、自分は、自分。人と違っていても、それが当たり前だよと言っているように聞こえます。つい、つい人と比べてしまう自分(笑) 自分を肯定でき、自信が湧いてきます。あたりまえの言葉ですが、その言葉が、胸にストーンと入って来ます(笑顔)2021/05/16
テルテル
25
自然がおりなす現象を人それぞれの個性ととらえ、『自分にあって人にはないもの』こそ自分の最高の宝物(個性)てあると歌った詩だと感じた。生きとし生けるものには、それぞれ役割がありバランスを保って、成り立っている。私たち人間も何らかの使命があって生きている。『こだま』のように自分が出した声が自分に返ってくる。『私は私。誰でもない』ありのままに生き続けなさいというメッセージが伝わってくる。私のお気に入りの絵本『おおきなあな』に共感する詩。他人を羨む暗い『あな』を作ってはいけない。自分らしく生き続けることが大切。2015/02/28
あーちゃん♪
20
やはり有名な表題作品と、こだまでしょうか、などが好き。土と草は感動すらした(^-^)2013/05/15
><
19
初版2005年。金子みすずさんの詩集が、かわいい絵本になっています。みすずさんの詩を読んでいると、どこか懐かしい香りがする。とても優しい詩集ですね。2014/03/11