内容説明
よる、ねむれないカスタネットは、ひとりでこうえんにあそびにでかけます。でも、ひとりであそんでいても、あんまりたのしくありません。だれか、いっしょにあそばへん?岡田よしたかユーモア絵本。
著者等紹介
岡田よしたか[オカダヨシタカ]
画家、絵本作家。1956年大阪府生まれ。食べものなどを主役にしたユーモアあふれるストーリーと絵が、子どもから大人まで幅広く支持されている。『ちくわのわーさん』(ブロンズ新社)で、第3回リブロ絵本大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kawai Hideki
63
夜中に家出したカスタネットが、トライアングルを誘って遊んでいるうち、リコーダー、ピアニカ、ハーモニカ、大太鼓、シンバル、ピアノなどの楽器たちが集まってくるお話。餅(杵と臼も)、ちくわ、あずきまでもが「楽器」として合流してくるところはさすが岡田さん。「ぼくらはうまいもんフライヤーズ」のたい焼きとたこ焼きのような、異質なものとの融合である。夜が明けて、さらに、セミ、カラス、鶏が歌手として合流。子供たちも入ってきて、大合奏で大団円。「もどらなくなった」の小ネタを繰り返すカスタネットが可愛い。2016/12/18
パフちゃん@かのん変更
53
夜になると遊びたくなった楽器たちが次々に集まって大合奏。リコーダーに混じってなぜかちくわも・・・。夜明けとともに鳥たちの合唱が加わり、そして楽器の持ち主の子どもたちが・・・。大阪弁のセリフがとてもいい味を出しています。2014/11/16
yomineko@ヴィタリにゃん
46
題名の関西弁からして可愛い😊夜家をそっと抜け出して公園に来たカスタネットだったが、1人ではつまらない。するとトライアングルやらピアニカやらピアノまでやって来て、深夜の大演奏会!楽しそうだけどめちゃくちゃうるさいはず(笑)何故かちくわとあずきと餅つきまでやって来る始末。先生、面白過ぎるんですけど!!!2024/07/27
anne@灯れ松明の火
31
隣市分館、講演会前に予習。岡田さんの物が主役の作品は、あえて顔が描いていない。それがかえって面白い♪ 楽器たちが、子どものいない夜に好き勝手に遊ぶが楽しそう~!2018/10/21
江口 浩平@教育委員会
29
【絵本】担任している2年生に読み聞かせ。夜中の公園に楽器がゾロゾロと集まり、コンサートを開くというトイ・ストーリーの世界のような絵本でした。設定から子どもたちは興味津々で、どんな楽器がどんなメロディーを奏でるのか楽しそうに聴いていました。途中から楽器以外のモノがでてきて、ますます喜ぶ子どもたち。自分ならどんなモノでどんな音を出すかなぁと考えることもできそうな一冊でした。2019/05/17