内容説明
ぼく、ふじさんしろう。さいきん、おんなのこのあかちゃんがうまれて、ぼくはおにいちゃんになったんだ。でも、ママはあかちゃんのせわでつかれちゃって、おこってばかり。とうとう、ぼくはなきながら、とびだしちゃったんだ…。ステキで楽しい子育て絵本。
著者等紹介
みやにしたつや[ミヤニシタツヤ]
宮西達也。1956年、静岡県生まれ。日本大学芸術学部美術学科卒業。絵本作品に『おまえうまそうだな』(けんぶち絵本の里大賞)などの「ティラノサウルス」シリーズ(ポプラ社)、『きょうはなんてうんがいいんだろう』(講談社出版文化賞絵本賞、鈴木出版)、『シニガミさん』(けんぶち絵本の里大賞、えほんの杜)、『ふしぎなキャンディーやさん』(日本絵本賞読者賞、金の星社)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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紫綺
98
さすが日本一のふじさんファミリー!!でも、お兄ちゃんの悩みは在り来たり(笑)。2015/10/18
shiho♪
20
低学年の読み聞かせに選書。読んでくださった先生からは、子どもたちはしんみりしながらも真剣に聞いてくれました、との感想をもらいました。 富士山をファミリーに見立てるという、驚きの発想ながら、ほっこり家族ストーリーです。 妹がうまれてお兄ちゃんになった、ふじさんしろう。ママはとられちゃうし、近所の人(山?)も関心は赤ちゃんの方…。長子だと誰もが経験するシチュエーション。幼児から低学年は共感しやすいテーマですよね。2022/02/17
けんちゃん
16
読友さんのご紹介本。タイトルのとおり、ふじさんファミリーのほのぼのとした作品。「苦しかったら周りにSOSを出していいんだよ」という子育てパパやママへのエールの作品に感じました。周りの人(山)たちみんなで、育てていこう…という部分がとても好きです。それにしてもふじさんの顔とからだのアンバランスが激し過ぎて、大笑いでした。2012/09/19
遠い日
14
新しくおにいちゃんになったふじさんしろうくんの苦悩。家族の新しい形ができていく時には、どんな家族も経験する空気。それでもわたしは、さんしろうがストレートにおかあさんにぶつかっていくシーンに安心した。愛されて育ったからこその行動だもの。2015/05/06
ぱお
14
さんしろうの寝言がかわいい(^^♪2014/02/23