内容説明
ユーモアたっぷり!せなけいこが描く『西遊記』のあとのおはなし。
著者等紹介
せなけいこ[セナケイコ]
東京生まれ。武井武雄氏に師事。日本児童出版美術家連盟会員。「いやだいやだの絵本」シリーズ(福音館書店)でサンケイ児童出版文化賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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yomineko@ヴィタリにゃん
62
有難いお経を頂いた帰り道、亀の背中に乗ったが、亀との約束を忘れていた三蔵法師のせいで4人全員海へ放り出されてしまう。そしてなまずにお経を飲み込まれてしまう!が、孫悟空がなまずの頭をポクポク叩いてお経を吐き出させた。これがのちの木魚の原型となったらしいとせなけいこ先生が中国で聞いたとの事。先生の中国旅行記ないかなぁ~2024/10/05
Cinejazz
11
〝長い旅路の末、天竺に着いた三蔵法師、孫悟空、猪八戒、沙悟浄の四人が、お釈迦様の経典を戴いての帰り道での事です。一行が大きな河の前に来たとき「向こうの岸まで、乗せていってあげましょう」と、顔見知りの亀が声をかけてくれました。もう少しで川岸に着くとき「三蔵法師さま、わたしが極楽に行けるかどうか、お釈迦様に聞いて下さいましたか?」三蔵法師は、この亀が依頼のことを、すっかり忘れてしまっていたので返事が出来ないでいると 「忘れたんですね❢」言って、四人を河底に放り出してしまいました…〟結末のオチに、乞うご期待❢2024/11/05
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
10
チューリップえほんシリーズ(1998年 鈴木出版) https://bookmeter.com/books/209477 で読んでいましたが、2024年金の星社から復刊され懐かしく読みました。2024/08/09
のりり
5
絵本。最遊記プラスワン。三蔵法師、孫悟空、猪八戒、沙悟浄が天竺までの旅をしてお釈迦様にお経をもらった帰り道、大きなカメにあう。実はこのかめは行きで出会ったカメ。カメのお願いをすっかり忘れてしまっていた一行は…さてどうなる?木魚のはじまりはこんなエピソードがあったんだね。2024年。2025/03/08
遠い日
4
木魚の由来をせなけいこさんの再話で。三蔵法師でも、失敗があるということに、軽い衝撃を受けました。天竺から持ち帰る大量のお経のために、孫悟空も猪八戒も沙悟浄も、必死に働く。結果、木魚ができました。2024/10/04