出版社内容情報
ふたごの妹を事故で失った17歳のハンナは大きな喪失感を抱えて南フランスを訪れる。サーカスの青年ステファンとの恋、不思議な古代の夢に導かれ、未来を見つめ立ちなおっていく、思春期の少女の心の葛藤を描く。 小学校高学年
内容説明
悲しみ、恐れ、苦悩、そして…恋。思春期の少女の、激しくもせつない心の葛藤を謎めいた夢と、生命の神秘とともに描く、感動の物語。十六歳の大晦日に、ふたごの妹モリーを事故で失ったハンナ。ハンナは大きな喪失感に包まれ、悲しみのあまり、未来さえも恐れるようになっていた。夏になり、家族と訪れた南フランスで、ハンナはサーカスの青年ステファンと出会い、恋に落ちる。モリーに罪の意識を感じる中、ハンナはラスコーの洞窟で、以前自分がそこに「いた」ような不思議な体験をする。また、ハンナが夜ごとに見る古代の少女の夢も、時を越えてハンナに何かを告げようとするのだった。ステファンとの出会いと別れ、そして、夢の世界からのメッセージによって、ハンナはふたたび未来を見つめる力をとりもどし、立ちなおっていく。小学校５・６年生から。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
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★★★★☆2016/09/04
あときんす
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実家の本棚に埋もれていて、気になるモチーフだったので読む。児童文学と言い切れない、本質的な物語。家族、記憶、喪失について。2013/04/06
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- 和書
- 盗まれたビデオディスク
