内容説明
ちいさなジーコのゆめはサッカーせんしゅになること。じょうずになろうとともだちとサッカーをしてもひとりでゴールをめざします。ひとりぼっちになってしまったジーコにほしや、つきや、はながといかけます。「ジーコ、せかいでいちばんたいせつなものは、なんだろう…?」
著者等紹介
ひらまつりつこ[ヒラマツリツコ]
編集者、ライター、出版プロデューサー、「朝日小学生新聞」記者
葉祥明[ヨウショウメイ]
熊本市生まれ。1973年絵本『ぼくのべんちにしろいとり』(至光社)で絵本作家デビュー。北鎌倉葉祥明美術館、葉祥明阿蘇高原絵本美術館がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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雨巫女。
20
《図書館-新着》ジーコが、サッカー選手になれたのは、このことに気付いたからかも。一流選手、更に指導者になれたのだ。2021/08/20
shiho♪
14
図書館絵本。『O Pequeno Zico』(オ ピケーノ ジーコ)ポルトガル語翻訳付き。ジーコ…、そう元鹿島アントラーズで活躍、日本代表監督も務めたジーコさんの絵本です。副題『せかいでいちばんたいせつなもの』ということで、ジーコさんが大切にしてきたものを盛り込んでいます。それは夢を持つこと・優しさ・誠実さ・感謝の心。サッカーだけでなく、どの場所においても大事なことですね。 絵本の左半分に葉祥明さんの美しく優しい絵、右側にテキストとポルトガル語翻訳。 小学校中学年から。音読7分。2024/05/29
spatz
8
Euroが盛り上がっている。コロナ禍でもみんな理性をすてても応援している感がある。そんな中でめくった青い表紙。正直サッカーはそれほど詳しくない。子供の頃はサッカーに夢中だったてひとにはたくさん出会ったし(欧州の人たち)いまも夢を追いかけてボールを蹴っている子供達を知っている。サッカーで身を立てることができるのは一握りと知っている。他の本をひいて恐縮だが、芥川賞候補作品になった本を思いださずにはいられず、ああジーコだ、と。美しい青い表紙、月が描かれ、少年の後ろ姿。こどもたちのみならず、みんなへのメッセージ。2021/06/25
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
7
「思いやりの心を育む」絵本2022/11/11
遠い日
7
サッカーの上達を一途に求めるあまりに、チームプレイをないがしろにした過ちも、原点に立ち返ればしっかりと学びにできる。何事かに秀でた人とは、そういう素直さ、純粋さのレベルが高いのだと思います。一世を風靡したサッカー選手、ジーコの胸の内がまっすぐに届きます。「感謝」の心は、自分も相手も尊重することの表れです。やり通した人の、やり抜いた人の、本当のことばが光っています。#ちいさなジーコ せかいでいちばんたいせつなもの#NetGalleyJP2021/07/08