内容説明
かわうそじいちゃん、くまじいちゃん、ねこばあちゃん、うさぎばあちゃん、きつねばあちゃん。みんなですごすたのしいひび。おこりんぼうのじいちゃんのはなしも、さびしがりやのばあちゃんのはなしも、いつもねこばあちゃんがきいてくれた。いつだってそこにねこばあちゃんがいてくれた。
著者等紹介
こんのひとみ[コンノヒトミ]
絵本作家・エッセイスト・シンガーソングライター・ラジオパーソナリティー。息子のために作った子守歌が注目を集め、メジャーデビューアルバム「ちいさな声‐パパとあなたの影ぼうし」をリリース。学校や福祉施設への出前ライブに積極的に取りくみ、観客のメッセージにその場でメロディーをつけて歌ったり、即興演奏に合わせて朗読したりする観客との心の交流に力を注いでいる
いもとようこ[イモトヨウコ]
兵庫県生まれ。金沢美術工芸大学油画科卒業。『ねこのえほん』『そばのはなさいたひ』でボローニャ国際児童図書展エルバ賞を2年連続受賞。『いもとようこうたの絵本1』で同グラフィック賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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山田太郎
35
いきなり死んじゃったりするので、驚く。絵は可愛い割にいきなりこれかいと。しかし、娘は気に入ってる様子。2015/10/15
anne@灯れ松明の火
27
返却棚で。こんのさんに惹かれて。こんのさんのお話はどれも温かくて、素晴らしい。ねこばあちゃん、みんなの心に寄り添ってくれて「ありがとさん♪」 ねこばあちゃんも幸せだったよね?2016/02/10
わむう
18
いつもみんなの話を静かに聞いてくれた猫のおばあちゃん。おばあちゃんが亡くなった時、みんなはおばあちゃんは自分のことを何も語らず、おばあちゃんについて何も知らなかったことに気づく。でもおばあちゃんが心に寄り添ってくれたことはいつまでも忘れない。2018/07/16
遠い日
15
なかよく暮らしていても、本当に理解しあうことの難しさと、幸せの意味を問う。いつもみんなの聞き役だったねこばあちゃんの心中は、孤独だっただろうか。自分の人生を寂しがっていただろうか。わたしは、それを乗り越えたところでねこばあちゃんは生きていたと感じる。でなければ、他人にやさしいことばを返すことなどできないと思うのだ。ねこばあちゃんの「ありがとさん」は真実のことばだったと思う。2015/03/05
niko-08
13
題名と、いもとさんのかわいい絵からは思ってもみない内容でした。これは、ギクリ!とする大人もいるかも…はい、私もです(*◊*;)2018/01/14