出版社内容情報
夢見がちな12歳の少女セーラは、実業家の父が横領事件に巻きこまれたために、亡き母の故郷プリンス・エドワード島にあずけられることに。初めて訪れる、この美しい島で、彼女の新しい生活が始まります。 小学校高学年~
内容説明
セーラ・スタンリーは、想像力ゆたかな十二歳の少女。幼いころに母をなくし、実業家の父と乳母の手でだいじに育てられていた。しかし、父が横領事件にまきこまれたため、生活は一変。プリンス・エドワード島の母方のおばにあずけられることに…。都会をはなれ、生まれて初めて訪れる母の美しい故郷で、セーラの新しい生活がはじまる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はるき
8
大好きだったテレビドラマのノベライズ。赤毛のアンの世界観を広げた贅沢な作りにうっとり。夢見がちで愛情深くて生意気なセーラ。懐かしいなぁ。2014/04/08
朱音
2
「アボンリーへの道」の第一巻。なんかちょっと馬鹿にして(子ども向きかなと思って)読んだことが無かったんだけど、読んでみると結構はまっちゃいますね、これ。なまじっか読んでないだけ「赤毛のアン」よりはまるかも。またいいところで話が終るっていうか、一冊の分量がちょこっと読むのにちょうどよくって。2002/08/01
なにも
1
小学生の頃に読破したシリーズ。児童書のお手本みたいな作品。セーラの夢見勝ちな感じ、好きだったなぁ。でも第一巻の見所は何といっても復讐劇でしょう。セーラの家族に幸あれ!二巻以降、どんな展開なのかまったく覚えていないから、読むのが楽しみ。「ママ、わたし、ここが好きよ」って台詞がとても綺麗。2018/07/23
Miki Nozaki
0
原作はモンゴメリでもモンゴメリの書いた文章ではないので、あまり期待していなかったのですが、期待以上に面白く読めました。モンゴメリの世界観がよく出ていて、「ストーリーガール」の登場人物を理解しやすくなりました。シリーズ全巻読んでみたいと思っています。2021/04/12
こうふく母
0
主人公セーラが父に訪れた災難により、母方親戚のいるプリンス・エドワード島にやってきて、自分の居場所みたいなものを感じるところで終わっています。子供の感性や遊ぶ世界はアンと同じ感覚で書かれていて、続編も読むぞって気になります。2021/02/03