出版社内容情報
おおきなぞうむしとちいさなぞうむしが、林のなかで、「ぎたい」する虫たちにであいます。「ぎたい」とは、こわいてきからみをまもるほうほうです。さて、ぞうむしくんたちはどうするのかな?
内容説明
ぞうむしのすむはやしには、こわいてきがいっぱい。みんなはどうやって、てきからみをまもっているんだろう。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いろ
10
ゾウムシが主人公だけど,色々な虫達が身を守る手段について知る事ができる,お話型科学絵本。奔放に塗られた背景に,同様に力強い色を塗られた紙を切ったり破ったりしてコラージュされた虫や葉っぱが,浮きあがって見え,思わず触りたくなる。7歳男児「オオゾウムシが転がり落ちないのにびっくりした。ぼくだったら,コゾウムシみたいに転がり落ちると思う。」転がり落ちる事で身を守る生き物は,やっぱり転がり落ちる方が命が守れるんじゃないかな。命を守る事に,決して臆病でカッコ悪いなんて,ないと思う。2015/09/13
遠い日
5
ゾウムシの生態をわかりやすく、ユーモアを交えて描く。コラージュが楽しい。オオゾウムシとコゾウムシが次々出会うムシや生きものたちに、いちいちびっくりするシーンがユーモラスなのだが、それは彼らの身を守るだいじな方法。まだ見たことがないムシなので、実際にこの目で見てみたいな。2014/09/01
くろばーちゃん
4
良い絵本でした。触ると手に色が付きそうなくらい塗り込められたコラージュ。虫たちの特徴をとらえた科学絵本。巻末には登場した虫たちの写真や解説が。自分の身を守るための工夫がすごい。2022/11/29
J.T.
2
巻末に登場した色々な虫達の解説が載っているので、虫図鑑的な絵本なのだろうと思う。ぞうむし、可愛いかも!と思えた。2015/05/27
ダンジ
0
ふくろうの目の柄をした「が」がきて、ぞうむしがびっくり!まるまったところが怖かった。(父)2009/11/15