出版社内容情報
シーラは、おてんばなお姉さんねずみ。ところが、そのシーラを助けたのは、おとなしい妹だったのです。姉妹愛を描いた絵本。
内容説明
シーラねえさんは、とってもゆうかん。おおきなイヌもかみなりも、いじめっこだってこわくありません。あるひシーラは、がっこうのかえりに、いつもとちがうみちをとおることにしました。いもうとのルイーズは、そうっと、あとをつけていきます。―さて、シーラねえさんにもこわいものはあるのかしら?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けいねこ
1
元気があまっているシーラ。勇敢といっても、「蛮勇といえど勇なり」という感じもありますが... そんなシーラが危機に陥ったときに、知恵と勇気を発揮してシーラを救ったのはルイーズというのは、途中で予想はできるのだけれど、でも、それでこの物語がつまらなくなってしまったわけではありません。先がわかるからこそ、応援したくなる、そんなお話です。それは多分この姉妹の性格の素直さ、愛らしさのなせる技でしょう。
かおりん☆
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子供の頃、何度も母に読み聞かせしてもらっていた大好きな一冊。
のん@絵本童話専門
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東京子ども図書館推薦。おてんばでビッグマウスなネズミの女の子シーラと、常に後ろから恐々ついていく妹のルイーズ。ある日知らない道を突き進んで迷子になり、初めて怖くて泣いてしまう姉を見たルイーズが、姉の真似をしつつも勇敢に姉を助け、引っ張っていきます。この姉妹関係が微笑ましく、立場の逆転という点ではゾロトウの『ねえさんといもうと』にも近いお話!2023/05/01