内容説明
「どうしてことしはねむれないんだろう…」。めをとじていたら、そのうちねむれるだろうと、くまはめをつぶりました。しばらくすると、だれかがぬきあしさしあしで、ちかづいてくるけはいがしました。読売新聞社主催創作童話コンテスト大賞受賞作。
著者等紹介
和木亮子[ワギリョウコ]
本名・和田亮子。小学校の教員を経て小説や童話を書きはじめる。『みんなおやすみ…』の原作『ねむれない夜に』で読売新聞社主催創作童話コンテスト大賞受賞。札幌市在住
いもとようこ[イモトヨウコ]
兵庫県生まれ。金沢美術工芸大学油絵科卒業。『ねこのえほん』『そばのはなさいたひ』でボローニャ国際児童書展エルバ賞を2年連続受賞。『いもとようこうたの絵本1』で同グラフィック賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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yomineko@ヴィタリにゃん
56
ちっとも眠くなくて冬眠出来ない熊さんの背中に2匹の鼠が来た。耳を澄ましていると、どうやら他の動物も来るらしい😊今までは寝ていて気付かなかったけど、み~んなフカフカであったかい熊さんの毛の中で寝ていた事が分かって、熊さんもスヤスヤ🐻2024/03/07
anne@灯れ松明の火
17
隣市分館の読み聞かせ講座で、参加者が読んだ。いつもは冬眠している頃。今年はまだ眠れないくま。お蔭で、とっても素敵な秘密を知った♪ おはなしも、いもとさんの絵も、ほっこりぬくぬく♪ 冬にぴったりの絵本。いい話だったので、和木さんのほかの作品も読んでみたいと思ったが、見つからない。調べてみると、この絵本の原作『ねむれない夜に』で読売新聞社主催創作童話コンテスト大賞を受賞した方だった。もう数年前なのだが、次作が待たれる。2016/01/15
けん
14
やっぱり、いもとようこさんの暖色系の絵が好きです。ひとりぼっちと思ってたくまさんが、実はひとりぼっちじゃなかった!そのことに気づいた後に見せる優しさがいいです。2015/09/26
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
13
冬眠するはずなのに、なかなか寝付けないクマのところに、同じく眠れない動物たちがやってきます。寝たふりをして様子をみていると、クマを布団がわりにしようとしています…。 『大人が読みたい絵本500』 https://bookmeter.com/books/10792865 で紹介されていた。【誰かと一緒にいたいとき】2021/02/05
雨巫女。
13
《書店》熊さん、独りぼっちじゃなかったね。今年は、いつもよりほっかほっか。2011/04/23