内容説明
おうさまとおうひさまにねこかわいがりされてわがままほうだいのにゃんこおうじ。けらいも、おうじのいいなりです。あるひ、わがままがもとでにゃんこおうじははなれこじまにながされてしまいます。でも、しまののらにゃんたちは、にゃんこおうじのいうことをだれもきいてはくれません。
著者等紹介
いもとようこ[イモトヨウコ]
兵庫県生まれ。金沢美術工芸大学油絵科卒業。『ねこのえほん』『そばのはなさいたひ』でボローカャ国際児童書展エルバ賞を2年連続受賞。『いもとようこうたの絵本1』で同グラフィック賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ぶち
78
読友さんご紹介の絵本。過保護に育てられたにゃんこ王子。わがまま放題、やりたい放題です。家来たちはみんな言いなり。過保護の一人っ子って大変です。わがままな行動から一人ぼっちで孤島に流れついてしまったにゃんこ王子。そこで暮らす野良猫たちは、王子の言うことを聞いてはくれません。でも、野良猫たちはとっても温かい。家来にはなれないけれど友達にはなれるよ、といってくれるのです。 自分の思い通りにならない友だちがとても大切なものだということに気づいた王子は、新たな行動に! がんばれ、にゃんこ王子!2024/06/25
扉のこちら側
26
再読。2015年472冊め。いもとさんの描くねこの肉球が最高。2015/04/18
かおりんご
25
絵本。甘やかされて育ったにゃんこ王子が、心身ともに逞しく成長する話。家来より友達の方がいい。2021/09/20
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
17
にゃんこおうじはわがままほうだい。家来がなんでもやってくれるから、自分が1番エライと思っている。ある日家来たちと船で海に行きましたが落ちて島にたどり着いた。そこで、のらにゃんたちと出会うが、家来のように扱ってしまい、おうじはひとりぼっちに・・・。2019/02/12
Lesen
16
我儘なにゃんこ王子。にゃんこ王子の乗った船が転覆し、海に放り出されてしまいました。波に流され、たどり着いたのは小さな島。その島の野良にゃんこに出会いますが、家来ではないので我儘を聞いてくれません。にゃんこ王子が心の成長をし、出来なかった事が出来るようになりさらにはたくましくなりましたね。大切な事を教えてくれる絵本です。次男おススメの絵本。多分、私が猫好きだから薦めてくれたのだと思います。2015/07/06