出版社内容情報
1945年8月6日。わたしのふるさとヒロシマは、またたくまに焼け野原となりました。あの原子爆弾のために―。オーストラリアで作家活動を続ける著者が、平和への願いをこめて手がけた珠玉の絵本。
内容説明
原爆を自分の目で見、体験した少女の苦しみが、今、平和への祈りとなって、よみがえる…この1冊の絵本に!世界の子どもたちに伝えたい。戦争のむごさ、平和の尊さを。幼児~小学校初級むき。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みゃーこ
49
人間がやったことなんだなぁ。あらためて驚く。これが日本に実際起こったこととは。2013/07/26
ヒラP@ehon.gohon
25
【再読】被爆者だから描ける、見たままの光景と、その中で語られる家族の話が、染み染みと心にしみてきました。2021/08/08
り こ む ん
19
68年前にこんな事があった。イロイロ意見はあるだろうけど、知ってほしいし、知るべき事だと思う。子供には怖いかもしれないけれど…読んでほしい一冊2013/08/17
たまきら
18
広島に行くまで「ヒロシマ」を知らなかった。表記が表現するほかの世界を知った時の驚き。そして悲しみ。でも、その表記が日常とあの時を分けるのかな、と広島のアーティストたちと話しながら何となく理解したのを覚えている。そんなことを思い出す絵本だった。2016/06/03
のぶのぶ
17
「ちいちゃんのかげおくり」で隣の同僚が借りてきた本。英語にも翻訳されているようだ。原爆の恐ろしさを伝えるとともに、最初は、お祭り気分だったものが、戦争で失われていっても、はじめの勢いがそのまま。終戦後、平和をかみしめた時には焼野原だったというような後書が印象深い。戦争をはじめるのも人間、子供のうちから、平和を考えさせたい。2016/10/13