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出版社内容情報
大地主の死とともに、屋敷では相ついで奇怪な出来事が起こる…。古い屋敷が肉親の争いのために滅亡する表題作のほか、クリスマスストーリーとして書かれた傑作『トビーをさらったのは悪魔か?』を収録。 小学校中学年
内容説明
大地主マーストンが急死した。遺言によって、次男のチャールズがあとをつぐことになった。だが、そのことから長男スクループとのあいだに骨肉の争いがくりひろげられ、古い屋敷『ジリングデン・ホール』では奇怪なできごとが、つぎつぎに起こっていた。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hannahhannah
7
「トビーをさらったのは、悪魔か?」と「古い屋敷に残された話」の二編収録。前者は悪魔が犯罪者の死体を奪いに来る話で悪魔のイラストが恐ろしかった。後者は遺産を巡っての骨肉の争いの話で、ひたすらダウナーな展開だった。2015/12/04
紫
2
何故この2編を?というチョイスが素敵。「トビーをさらったのは、悪魔か?」は、悪事を働いて死んだ人間の遺体が悪魔に奪い去られるというシンプルな怪異譚。表題作は、生前は長男を嫌って遺産争いの原因を作った父親が、死後に犬に生まれ変わったり、やっぱり頓死した長男といっしょに幽霊になって現れたりして、次男の不行状を責め立てるという何だか不条理なお話であります。怪物が人間に襲いかかるような分かりやすい描写はなく、いちおうは解決がついても真相はよく分からないというもやもや感が余韻を残します。星4つ。2017/10/01
ろばこ
2
児童向け。中編が二編。父親から受け継いだ財産をめぐる兄弟の争いの話と盗みを働いた悪人の死体を悪魔が引き取りにくる話。2015/11/02
ゆ
2
小学校の図書室の、人気がない海外文学コーナーにあった本。正直言うと読んだのは10歳の頃だし覚えてないけど・・・いやー、面白かった。泥沼と言えば泥沼だし、昼ドラ顔負けだと思った。相続をめぐって争う兄弟の話、と簡潔に言えば何処にでもありそうだけど、読んでみる価値大いにあり。すっごい面白かった。
ウタマキ・コウ
1
真夜中に寒いところで読むんじゃなかった。2010/11/16