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出版社内容情報
富豪の娘に恋した貧乏画家は、失意のうちにパリをさまよい歩き、娘をひきよせるために、彼女の肖像画を描いて展示することを思いつく。果して、娘はやってきたが……。表題作ほか傑作幻想小説3編。 小学校中学年
内容説明
青年画家ウージェーヌはトーマス卿の娘ローラに恋をした。だが、父を亡くした貧乏画家は、ていよくプロポーズをはねつけられてしまった。会えなくなったローラを追って、パリの町をさまよい歩いたかれは、ローラの肖像画をえがき、展示することを思いついた。そして―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hannahhannah
6
「悪魔の肖像画」と「緑色の怪物」と「魔法の手」と「サン=ジェルマン伯爵」の四編収録。全体的にシニカルで容赦がなかったり難解な話が多かった。イラストも胡散臭さとVOGUEのようなスタイリッシュな感じが合わさっていて独特だった。2015/12/03
龍國竣/リュウゴク
0
愛する女が、息子が悪魔だった。そこには本能的な恐怖がある。そして、表題作で肖像画が現れ、緑色のワインが出現するこれらの話は極めて絵画的だ。「魔法の手」で絞首刑に処された男の右手が千切れて動き出す様子を想像してみよう。悪夢に似た気味悪さを纏っている。2014/05/01
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