出版社内容情報
わが国のオプション取引の実態を商品別に詳解した本邦初の実務体系書。債券・株式・金利オプション取引の市場の構造、値動きから、リスク管理、価格理論にいたるまでわかりやすく解説。
第1章オプション取引のアウトライン
第2章市場横断的にみたオプションの特徴
第3章商品別オプション取引の特徴
第4章デリバティブスと金融市場
はじめに/環境整備をめぐる議論/オプション取引の金融市場への影響/派生商品と金融市場の基本関係/ポートフォリオ理論からみた派生商品導入の影響/金融取引のリスク・シェアリングにあたえる影響/オプション取引が原資産の値動きに与える影響/派生商品が金融市場の「効率性」(安全性)に与える影響/派生商品が金融政策の効果に及ぼす影響
第5章オプション理論の基礎とリスク分析
はじめに/フォワード取引/オプション取引の理論/BSモデル/金利スワップのクレジット・リスク/リスクの意義/算定方法1、2/イールド・カーブ形状の影響/ボラティリティーの影響/留意点/BSモデルの限界とその他のオプション価格モデル
内容説明
拡大著しい金融派生商品取引のうち、とかく難解と思われがちなオプションに関し、債券、株式、金利のそれぞれについて、わが国における取引の実態と相場観の分析手法を幅広く取り上げて紹介した初の書。現代のフィナンシャル・イノベーションを主導するオプション理論を初歩から説き起こし、高度な応用まで易しく解説。オプションを含む金融派生商品のリスク管理について、海外での議論の動向と最新の手法を詳説。
目次
1 オプション取引のアウトライン
2 市場横断的にみたオプションの特徴
3 商品別オプション取引の特徴
4 デリバティブズと金融市場
5 オプション理論の基礎とリスク分析