出版社内容情報
銀行業における「信用リスク・マネジメント」の本質と具体的な「創造的与信判定システム」構築策について「総論－基本視点編」と「詳論－モデル構築編」の２部構成により解説した本邦初の体系的実践書。
第１章リスク・ビジネスとしての信用リスク・マネージメント
Risk-Managementとしての銀行経営/Risk-CheckからRisk-Managementへ/Credit-Risk-Managementに必要な４つのＳ/Risk-Managementの確立はトップ・ダウンで
第２章信用リスク・マネージメントの実践
なんのためのCredit-Risk-Managementか/ビジネス発展を招来する「Credit-Risk-Management」/信用リスク・マネージメントのフレームワーク/信用情報データ蓄積の重要性
第３章信用リスク・マネージメントにおけるＢＰＲ
第４章信用スコアリング・モデル
信用スコアリングとな何か/モデルの実際/信用スコアリング活用への方向性
第５章与信意思決定モデル
与信意思決定モデルの構築/与信意思決定モデルの実践と拡張/客観的目標に即したＡＶＲマトリックスの設定
第６章信用ポートフォリオ・モデル
経営の指針を示すポートフォリオ管理/ポートフォリオ管理のモデル構築
目次
序章 金融ビッグバン他事総論
第１章 リスク・ビジネスとしての信用リスク・マネジメント
第２章 信用リスク・マネジメントの実践
第３章 信用リスク・マネジメントにおけるＢＰＲ
第４章 信用スコアリング・モデル
第５章 与信意思決定モデル
第６章 信用ポートフォリオ・モデル
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ユータス
1
AT&T系研究所出身者等による日本の銀行における信用リスク管理への提言（＆苦言）が述べられた書。融資ビジネスの展望とそれを実現する具体的な提案が熱く語られ、バイブルと呼ぶのにふさわしい一冊である。さすがに今から20年も前に書かれた本であるため「革命」とまでは呼べないかもしれないが、邦銀の抱える課題は異業種参入や事業性評価など今も（著者の願い叶わず）変わっておらず、特に前半の総論は読んでいて古さを全く感じない。一点、後半の詳論に本質的ではないもののかなり基本的な部分に誤植や誤解がある点はもったいなく残念。2018/12/20
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