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貸出管理回収実務手続双書
仮差押え―仮処分・仮登記仮処分

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  • サイズ A5判/ページ数 628p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784322146523
  • NDC分類 327.34
  • Cコード C2332

出版社内容情報

★貸出管理回収実務手続双書は、現在改訂中、
平成17年度以降、改訂検討中です(04-12月現在)

債権保全のための仮差押え、仮処分の手順と実務ノウハウをあますことなく開示。金融機関が仮差押えを受けた場合の対応も解説。設問数321問。申立書、各種物件目録・債権目録、上申書、主文例、事情届等の記載例169例を掲載。

第1編 仮差押え

 第1章 仮差押えの一般

 第1節 仮差押えの意義

   民事保全とは何か/民事保全の種類・構造・特質はどのようなものか/仮差押えとはどういうものか/仮差押えと仮処分はどう違うか/仮差押えの手続はどのようなものか/金融機関が仮差押えにかかわるのはどういうときか/仮差押えは債権保全のためにどのような役割をもっているか
第2節 仮差押えの種類

   仮差押えの種類にはどのようなものがあるか/不動産に対する仮差押えとはどういうものか/動産に対する仮差押えとはどういうものか/債権に対する仮差押えとはどういうものか/船舶に対する仮差押えとはどういうものか/その他,仮差押えの対象財産としてどのようなものがあるか

第2章仮差押えをする場合の手続
 第1節 仮差押えの手続
Ⅰ 仮差押えの利用

   どのような場合に仮差押えを利用するか/仮差押命令はどのような効力を有しているか/配当を受けるために仮差押えをするとはどういうことか/仮差押えの後,どのような措置をとるべきか/仮差押えが効を奏さなかったときはどうすべきか
Ⅱ 仮差押えの要件--被保全権利と保全の必要性

   仮差押えを利用するための要件は何か/仮差押えはどのような権利について利用できるか/期限未到来の債権でも仮差押えができるか/保証人が主たる債務者に対して仮差押えをすることができるか/仮差押えの必要性とは何をいうか/執行の不能,著しい困難とは具体的に何をいうか/主たる債務者の資力が十分である場合に連帯保証人に対して仮差押えをすることができるか/債務名義があるときでも仮差押えをすることができるか
Ⅲ 仮差押えの対象

   仮差押えにおいて目的物を特定するのは何のためか/仮差押えの目的物となりうるのはどのような財産か/仮差押えが禁止されているのはどういうものか/目的物の特定はどの時点でする必要があるか/目的物はどのようにして捜し出すか/効果的な目的物の選定はどのようにすればよいか/無駄な仮差押えを避けるためにはどのようなことに注意すればよいか/債権額を上回る目的物の仮差押えができるか/同一債権で同時もしくは順次に各種の目的物の仮差押えをすることができるか

Ⅳ 仮差押えの申立てとその手続

   仮差押えの申立てはどのようにすればよいか/申立てによりどのような効果を生じるか/申立書には何を記載すればよいか/申立ての当事者とは何か/当事者が未成年者,法人の場合の申立書の当事者の表示はどのようにすればよいか/債務者の住所や所在が知れないときでも申立てができるか/仮差押えの目的物はどのように記載するか/申立ての趣旨はどのように記載するか/申立ての理由として何を記載するか/被保全権利はどのように記載するか/保全の必要性はどのように記載するか/疎明とは何か/疎明方法としてどのようなものがあるか/報告書はどのように作成するか/申立書の添付書類としてどのようなものが必要か

Ⅴ 申立てにあたっての準備と留意点

   申立てはいつ行なうのが効果的か/申立ての準備にあたってはどのような点に注意が必要か/被保全権利の構成が複数考えられる場合,被保全権利はどのように記載すばよいか。また,請求額は内金でもよいのか/不動産等の固定資産評価証明書は銀行員でもとれるか/不動産・商業登記簿等の謄抄本または閲覧および住民票・戸籍の附票の写の手数料はいくらか/申立てに伴い裁判所に納付する手数料はいくらか/仮差押えを行なうにあたっての弁護士費用はどれぐらいか/申立ての手続は銀行員でもできるか

Ⅵ 裁判所の管轄

   申立てはどこの裁判所にするのか/本案の管轄裁判所とは何か/物件所在地の地方裁判所とはどこをいうか/物件所在地の裁判所に対し,所在地を異にする数個の物件の仮差押えの申立てを同時にすることができるか/簡易裁判所と地方裁判所の管轄の違いは何か/専属管轄とはどういうことか/仮差押えの申立てにあたって,裁判所の選択についてどのようなことに注意しなければならないか

Ⅶ 仮差押命令申立ての審理

   申立てに対し裁判所はどのような方法で審理するか/審尋は具体的にどのようにして行なわれるか/審尋において銀行員が裁判所に事情説明をすることができるか/口頭弁論はどのようなときに開かれるか

Ⅷ 仮差押命令

   仮差押命令はどのようなものか/裁判所がなした仮差押命令は,債権者,債務者,第三債務者に対して,いつ,どのように送達されるか/仮差押決定正本の債務者(および第三債務者)に対する送達方法としてどのようなものがあるか/債務者(第三債務者)に対する仮差押決定正本の送達が「不在」「留置期間満了」によりできなかったときは,どのような手続をとればよいか/仮差押命令の効力はいつ生じるのか

Ⅸ 仮差押えの申立ての取下げ

   申立ての取下げはどのようなときにするのか/申立ての取下げは債務者の同意がいるか/申立ての取下げがあったとき,既に行なわれた執行はどうなるか

Ⅹ 仮差押解放金

   仮差押解放金とはどういうものか/解放金を供託することにより,仮差押えの効力や,既に行なわれた執行はどうなるか/解放金の供託はどのようにするか/解放金に対する債権者,債務者の権利関係はどうなるか/債権者が本案の勝訴判決を得て解放金に対する権利行使を行なうときは,どのような手続をとるか/債務者が解放金を取り戻すための手続はどうするか

 担  保

   仮差押命令を得るにあたって担保を立てるのはなぜか/担保を立てなくてよい場合があるが,それはどのようなときか/発令時以外に担保を提供するのはどのような場合があるか/債務者は担保に対してどのような権利を有するか/担保の額はどのような基準で決められるか/担保の提供方法としてどのようなものがあるか/担保のための供託の手続はどのようにすればよいか/債権者以外の第三者による担保提供はできるか/国債などの有価証券によって担保を立てることはできるか/担保として供託された利札付有価証券の利札について供託者はどのような権利をもつか/担保のための供託はどこの供託所にするか/いったん立てた担保を他の担保に変えることはできるか/債権者が担保を取り戻すことができるのはどのようなときか/簡易な担保取戻しができるのはどのようなときか/債権者の本案勝訴判決が確定したときの担保を取り戻す方法はどうか/債権者が本案訴訟に敗訴したとき,訴訟を取り下げたときの担保を取り戻
す方法はどうか/債務者が担保を実行できるのはどのようなときか/違法・不当な仮差押えによって損害賠償をしなければならないのはどのようなときか/担保に対する権利実行は具体的にどのようにするか/郵便による供託,供託金の取戻しなどはできるか

ⅩⅡ 支払保証委託の手続

   支払保証委託手続のシステムと法律関係はどのようなものか/供託と比較した場合の支払保証のメリット,デメリットは何か/支払保証委託手続はどのような流れで行なわれるか/支払保証委託手続を扱うことのできる金融機関の種類には何があるか/支払保証を行なう金融機関は仮差押命令裁判所の管轄区域内の金融機関に限られるか/支払保証にあたって担保としての預金の受入れは常に必要か/支払保証にあたっての預金の担保差入れは,債務者以外の者からであっもよいか/支払保証の担保預金に対して,第三者から差押えなどの権利行使はできるか/支払保証委託契約書には何を記載するか/裁判所に提出する支払保証委託契約締結証明書とはどのようなものか/担保の事由が消滅したときはどのような手続をするか/債権者からの担保の実行はどのようにするか

ⅩⅢ 仮差押命令の執行

   仮差押命令の執行はいつ,どのようにして始まるか/仮差押命令に基づく執行を求めるための要件は何か/仮差押えの執行はいつまでにしなければならないか/債務者の住所・所在が知れないとき,行方不明のときの執行はどのようにするか/当事者に変動が生じ,執行の当事者が仮差押命令に表示された当事者と異なっているとき,執行の申立てにあたってどのような手続が必要か/保証人が保証債務を履行したとき,債権者が主たる債務者に対して行なった仮差押えの効力は保証人に承継されるか/仮差押えの後に,債権者が本執行を行なったとき,仮差押えの執行の効力はどうなるか

ⅩⅣ 仮差押執行の取消

   どういうときに執行取消を行なうか/債権者が執行取消の手続をするにはどうすればよいか/執行取消は債務者の同意がなくてもできるか/債務者より執行取消の申立てができるのはどういう場合か/債務者の住所が知れないとき,行方不明のときの執行取消はどうすればよいか

   ⅩⅤ 仮差押えと時効

   仮差押えによって被保全債権の時効中断効はいつから生じ,いつまで存続するか/保証人に対する債権を被保全権利とする仮差押えによって,その主たる債権について消滅時効は中断するか

ⅩⅥ 倒産手続・滞納処分等と仮差押え

   仮差押命令の効力は,債務者の破産宣告によってどのような影響を受けるか/仮差押命令の効力は,債務者の和議の申立て,和議の開始決定によってような影響を受けるか/仮差押えの効力は,債務者の会社整理の申立て,会社整理開始命令によってどのような影響を受けるか/仮差押命令の効力は,債務者の会社更生の申立ておよびその後の手続によりどのような影響を受けるか/仮差押命令の効力は,債務者の任意整理によってどのような影響を受けるか/仮差押えの執行の後,他に仮差押えや強制執行があったときは,仮差押
効力はどうなるか。また,これらの手続の関係はどうなるか/仮差押えの執行の後,滞納処分があったときは,仮差押えの効力はどう
か。また,これらの効力の関係はどうか

以下は省略

内容説明

債権保全のための仮差押え、仮処分の手順と実務ノウハウをあますことなく開示。金融機関が仮差押えを受けた場合の対応も解説。書式等記載例169例を掲載。

目次

第1編 仮差押え(仮差押えの一般;仮差押えをする場合の手続;仮差押えを受けた場合の手続;仮差押えを争う方法)
第2編 仮処分(仮処分の意義;処分禁止の仮処分;占有移転禁止の仮処分;仮処分解放金;その他の仮処分;仮処分を受けた場合の手続)
第3編 仮登記仮処分