出版社内容情報
要件事実論の論理過程の思考が明確に体得できる解説書。
紛争類型別の解説のみならず、要件事実論が民事訴訟においてどのように機能するかはもとより、訴訟物との関係や法律要件分類説などの基本も解説。各種コラムで間違った理解をしやすいところも指摘。司法研修所編「4訂 紛争類型別の要件事実」ともリンク。
法科大学院生には必須の書籍。裁判官や弁護士などの法曹実務家にとっても完結した有益な内容。
内容説明
司法研修所編「紛争類型別の要件事実」の難解な記述を平易に読み解き、実務家にとって必要な要件事実の知識・理解のマスター(習得)を目指す。慶應義塾大学法科大学院「要件事実論」の指定教科書。
目次
第1講 要件事実論の基本の基
第2講 売買契約に基づく代金支払請求等
第3講 貸金返還請求および保証債務履行請求
第4講 請負契約に基づく報酬請求等
第5講 所有権に基づく不動産明渡請求等
第6講 不動産登記手続請求訴訟
第7講 賃貸借契約の終了に基づく不動産明渡請求訴訟
第8講 動産引渡請求等
第9講 譲受債権の請求
第10講 債権者代位訴訟
第11講 詐害行為取消訴訟
第12講 その他(不当利得、不法行為)