出版社内容情報
「資産所得倍増プラン」はどのように形成されたのか、何を目指し、どこへ向かうのか。金融庁、金融界、金融広報中央委員会、日本FP協会、東京証券取引所、厚生労働省、日本証券業協会、法曹界、マスコミ・・・。「金融経済教育推進機構」で重要な役割を担う組織のキーパーソンたちが学生と語り合った東京大学での人気講義の記録。
内容説明
なぜ再び「貯蓄から投資へ」が動き始めたのか。何を目指し、どこへ向かうのか。NISA、iDeCo、企業年金、株式市場、コーポレートガバナンス改革、顧客の最善の利益、金融リテラシー、ファイナンシャル・ウェルビーイング…。官民のキーパーソンたちが学生と語り合った東京大学での人気講義の記録。
目次
第1章 なぜ今また「貯蓄から投資へ」なのか―金融で経済成長と持続可能な社会へ
第2章 ファイナンシャル・ウェルビーイングと金融リテラシーに関する海外事例
第3章 金融広報中央委員会の歴史と金融経済教育の課題
第4章 顧客と金融事業者をつなぐFPの役割
第5章 株式市場の魅力向上策―上場会社の企業価値向上に向けた取引所の取組み
第6章 企業年金・個人年金制度と国民の資産形成
第7章 金融商品の販売と自主規制機関の役割
第8章 顧客本位の業務運営に関する実務と2023年金融商品取引法等改正のねらい
第9章 メディアから見た「貯蓄から投資へ」
第10章 金融リテラシーの向上に向けて
著者等紹介
後藤元[ゴトウハジメ]
東京大学大学院法学政治学研究科教授。2003年東京大学法学部卒業、東京大学大学院法学政治学研究科助手。学習院大学法学部専任講師・准教授を経て、2010年東京大学大学院法学政治学研究科准教授。2019年より現職。専門は商法、会社法、保険法など
小野傑[オノマサル]
弁護士、西村あさひ法律事務所・外国法共同事業顧問。1976年東京大学法学部卒業。1978年弁護士登録。1982年ミシガン大学ロースクールLL.M.修了。1983年ニューヨーク州弁護士資格取得。1984年西村眞田法律事務所(現西村あさひ法律事務所・外国法共同事業)入所。1985年同事務所パートナー、2004年から2020年まで代表パートナー、2023年12月退所。2007年から2024年3月まで東京大学客員教授
守屋貴之[モリヤタカユキ]
東京大学公共政策大学院特任教授。2004年京都大学法学部卒業、金融庁入庁。同庁検査部門・企画部門・監督部門・官房部門のほか、厚生労働省年金局・関東財務局・財務省主計局への出向などを経て、2022年金融庁総合政策局総務課総括企画官兼広報室長。2023年7月より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。