出版社内容情報
「金利のある世界」では、私たちの暮らし、企業経営、金融機関はどうなる――。みずほリサーチ&テクノジーズの気鋭のエコノミストが「マイナス金利解除後」を見通す。
「金利のある世界」が注目される背景を紹介し、実現する条件を整理したうえで、金利、実体経済(企業、家計、政府)、金融機関に及ぼす影響をシミュレーションする。結果をふまえて日本経済・金融のあるべき姿を提言する。
内容説明
私たちの暮らし、企業経営、金融機関はどうなる。気鋭のエコノミストが「マイナス金利解除後」を見通す。
目次
第1章 なぜいま、「金利のある世界」なのか(現実味を帯びてきた、未体験の「金利のある世界」;経済・金融の大転換に備える)
第2章 金利シミュレーション(「よい金利高」と「悪い金利高」との違い;政策金利を試算する;長期金利を試算する)
第3章 実体経済シミュレーション(実体経済シミュレーションにおける金融指標の想定;企業利益への影響;家計の住宅ローンと金融資産所得への影響;政府の財政運営への影響)
第4章 金融機関へのインパクト(企業、家計、政府の資金運用・調達ニーズ;異次元緩和で拡大した日本銀行のバランスシートの行方;「金利のある世界」における銀行への影響)
第5章 ビジネスチャンスとしての「金利のある世界」(デフレ思考からの脱却;再評価される「金利のある商品」)
著者等紹介
服部直樹[ハットリナオキ]
みずほリサーチ&テクノロジーズ調査部主席エコノミスト。神戸大学経済学部卒業。2009年にみずほ総合研究所(現みずほリサーチ&テクノロジーズ)へ入社し、米国のマクロ経済分析を担当。2012年にニューヨーク事務所へ赴任。米州のマクロ経済・金融市場分析、FinTech産業分析に従事。2018年に帰国後、日本・アジアのマクロ経済分析や、AI・機械学習を用いた新規分析手法の活用、疫学モデルに基づく新型コロナウイルス感染症関連分析、人的資本投資などの構造分析を担当。2022年より現職
有田賢太郎[アリタケンタロウ]
みずほリサーチ&テクノロジーズ調査部主席エコノミスト。慶應義塾大学環境情報学部卒業。埼玉大学経済経営系大学院博士前期課程修了。2002年にみずほ銀行に入社後、事業調査部・産業調査部にて自動車・電機業界調査、産業総括などを担当。2015年にみずほ総合研究所(現みずほリサーチ&テクノロジーズ)調査部へ異動。日本経済総括、金融市場総括、グローバル経済総括などを担当。市場変動が経済・産業にもたらす影響、デジタル化の業種別生産性影響評価など、経済・市場と産業・企業のの垣根を超えた分析に特徴。2022年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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