出版社内容情報
他社の傘下に入ることなく独立を維持し、創業の地で安定した成長を目指す中堅企業こそ、地方創生の主体を担う「コア企業」である。コア企業が経営課題に取り組むプロセスでは、エクィティを含む多様な資金調達やコンサルティング・アドバイザリーなど投資銀行的な機能が求められる。しかし、その機能を提供できるのは、いわゆる「ザ・投資銀行」ではない。地方中堅企業のニーズに対応できる、あくまでも商業銀行に軸足を置いた地域金融機関のあり方を示す。地域金融の将来像に関心のある金融機関の関係者や政策担当者、アナリスト必読の1冊!
内容説明
地方中堅企業のニーズに対応する「地域金融機関型投資銀行機能」を提唱!他社の傘下に入ることなく独立を維持し、創業の地で安定した成長を目指す中堅企業こそ、地方創生の主体を担う「コア企業」である。コア企業が経営課題に取り組むプロセスでは、エクィティを含む多様な資金調達やコンサルティング・アドバイザリーなど投資銀行的な機能が求められる。しかし、その機能を提供できるのは、いわゆる「ザ・投資銀行」ではない。地方中堅企業のニーズに対応できる、あくまでも商業銀行に軸足を置いた地域金融機関のあり方を示す。
目次
第1章 地方創生の現状と地域金融機関の役割
第2章 コア企業とは何か―「大企業・中堅企業・小企業」の比較
第3章 コア企業に該当する中堅企業に特有の事情
第4章 コア企業と地域経済
第5章 コア企業と地域金融機関
第6章 コア企業の「独立」―従来の手法
第7章 コア企業の「独立」―ステークホルダーによる株式長期保有・独立型出資構想
第8章 独立型出資構想と金融機関
第9章 地域金融機関の役割―地域金融機関型投資銀行業務
著者等紹介
吉戒孝[ヨシカイタカシ]
福岡銀行前代表取締役副頭取。1977年福岡銀行入行、2005年事業再生を所管する事業金融部長などを経て取締役総合企画部長、2011年福岡銀行代表取締役副頭取・ふくおかフィナンシャルグループ代表取締役副社長。2019年福岡銀行顧問就任(現職)、福岡キャピタルパートナーズ代表取締役会長・金融庁参与。2021年金融審議会委員(現職)。2001年から2004年にかけて、不良債権問題、事業再生案件の担当として九州最大の百貨店岩田屋の私的整理による再生事案、ドーム球場などいわゆるダイエー福岡事業の私的整理、市街地再開発事業の整理などの地元第三セクター案件などに実務責任者として携わった。2005年頃からは、主に企画部門で地銀再編を担当。2007年に熊本銀行(熊本県)、親和銀行(長崎県)を統合し、さらに2019年には十八銀行(長崎県)の統合を実現した。十八銀行の統合においては、長崎県における寡占問題から公正取引委員会との折衝責任者として独占禁止法特例法制定の流れに携わった
新発田滋[シバタシゲル]
福岡キャピタルパートナーズ取締役(現職)。1980年三井銀行入行、企業取引・M&Aアドバイザリー業務などに従事。2002年KPMG FAS入社、執行役員パートナー、事業再生・M&Aアドバイザリー業務などに従事。2019年福岡キャピタルパートナーズ取締役、プライベートエクイティ業務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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yuki
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