出版社内容情報
貨幣発生の契機や機能を深掘りし、貨幣が実用に耐えるための仕組み・工夫に迫る。アメリカや日本の歴史をたどるとともに、貨幣の偽造問題や、暗号資産、中央銀行デジタル通貨(CBDC)などのデジタルマネーについても考察。日銀券の改刷を担当した著者が考える「貨幣の窮極にあるもの」とは? 貨幣のベールを剥がす道筋を示す。
内容説明
貨幣はどこから来るのか。貨幣が機能する条件とは?ビットコインは貨幣なのか。日銀券の改刷を担当した著者が、貨幣のベールを剥がす。
目次
第1章 貨幣という言葉の多義性
第2章 貨幣の発生と展開、機能
第3章 貨幣が交換機能を果たすための条件
第4章 貨幣の適応と工夫
第5章 貨幣の存在がもたらす諸課題
第6章 貨幣の窮極にあるものとは
著者等紹介
津曲俊英[ツマガリトシヒデ]
1955年生。1978年に大蔵省(現財務省)入省後、金融部局、理財局国庫課長、財務総合政策研究所次長などを経て、2017年より津田塾大学総合政策学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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