出版社内容情報
前田 順一郎[マエダジュンイチロウ]
著・文・その他/編集
目次
第1章 フィンテックとは何か(フィンテックとは何かを考える前に;フィンテックとは何か;銀行業とフィンテック ほか)
第2章 ビヨンド・フィンテック時代の貨幣と決済(ビヨンド・フィンテック時代の貨幣と決済を考える前に;フィンテック時代の貨幣と決済;フィンテックおよび暗号資産に関する規制の動向―暗号資産は未来の通貨になりうるか ほか)
第3章 ビヨンド・フィンテック時代の金融(ビヨンド・フィンテック時代の金融を考える前に;ローン審査へのAIの活用;資産運用とフィンテック ほか)
著者等紹介
前田順一郎[マエダジュンイチロウ]
立教大学大学院人工知能科学研究科客員教授。公認会計士・税理士。東京大学経済学部卒。マンチェスター大学経営学修士(MBA)。都市銀行勤務を経てあずさ監査法人に入所。大手金融機関の財務諸表監査やM&A、海外業務を担当。KPMGロサンゼルス事務所勤務を経験。国土交通省航空局にて空港経営改革に取り組む。現在は会計・税務の実務経験を活かし、金融や官民連携の研究も行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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KAZOO
67
2年前に立教大学で行われた授業の内容をまとめたものです。技術的な説明、経済学的な意味、銀行業、資産運用、AIなどそれぞれの分野での一人者がわかりやすく説明されています。ただ時間が大学授業の1時間(90分)ということなので物足りなさがあります。さらっとフィンテック時代における問題点がどのようなものなのかを知るにはいいのでしょう。それとこの分野の技術進歩はかなり早いと考えられるのでそれなりに自分で最新の情報を得ることが必要になるのではないかと感じました。2022/08/18
Yuichi Tomita
4
立教大学人工知能科学研究科の講義をまとめたもの。マネーフォワードの瀧氏やライフネット生命創業者の岩瀬氏などかスピーカーとなって、フィンテックの次にあるものを探求する書籍となっている。 レベルは初歩的な内容も多く、正直言って学部生レベル。過去にあった東大大学院の講義録とはまるでレベルが違う。もっと踏み込んで欲しい。 とはいえ、ローン審査へのAI活用の章で、「金融庁、監査法人に説明出来ないといけないから、ブラックボックス化できない」など生々しい話もあり、それなりに楽しめた。2022/07/15
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