出版社内容情報
山本 貴之[ヤマモト タカユキ]
著・文・その他
内容説明
業績不振に悩む「うみはま銀行」。競合地銀から買収攻勢を受け二か月での再建が絶対条件に。異色の助っ人を呼んでAIフィンテックを武器に勝負に出るが…。DX時代の新たな地域金融のあり方を示す待望のビジネスノベル。
著者等紹介
山本貴之[ヤマモトタカユキ]
1959年静岡県浜松市生まれ。東京大学法学部卒業、米国ジョージタウン大学法律大学院修士課程(LLM)修了。銀行役員として国内外のM&Aアドバイザリー業務を統括した後、コンサルティング会社社長としてAI、フィンテックを活用した金融の活性化策について調査提言をとりまとめる。現在は空港会社役員。著書に『M&A神アドバイザーズ』(第5回エネルギーフォーラム小説賞受賞)、『M&Aアドバイザー』(エネルギーフォーラム刊)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Fumi
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若い銀行員が銀行の再生を通して、仕事の役割や価値に目覚めていく話。軽く読めて後味もよい。 AIを使った会計システムについて、「経理や財務の人の仕事を奪うのでは?」という質問に、「確かにそんな疑問をぶつけてくる人もいるけど、事務員さんだって単純な事務作業から解放されてもっと創造的な仕事に時間を割いたほうがいいんじゃないかな」という会話に目が止まった。 実は私が現役中から言われていることだったけれど、初めて仕事以外で目にして、ようやく「つながった」と思った。世間知らずで危機感がなかったなと今になって思う。2022/11/27
Chisaka
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フィンテックネタの小説と知って読んでみた。小説としてのストーリー性はちょっと低いけども、フィンテックのこと全く知らない人が読むのはよいのかも?!もうちょっと掘り下げた話があるかと思っていたので、ちょっと肩透かしを食らった気分。2022/02/13