出版社内容情報
佐野 史明[サノ フミアキ]
著・文・その他
内容説明
決済・送金・貸付・暗号資産サービスに適用される金融規制の外縁&実務上の最新論点をQ&Aで解説!2021年5月施行の改正資金決済法対応。デジタル通貨やステーブルコインについても解説。金融監督行政に従事した弁護士による執筆。
目次
第1章 総論
第2章 前払決済サービス
第3章 後払決済サービス
第4章 送金サービス
第5章 貸付サービス
第6章 暗号資産サービス
著者等紹介
佐野史明[サノフミアキ]
片岡総合法律事務所弁護士。2011年京都大学法科大学院卒業。2012年東京弁護士会登録。2014年4月より信託銀行に出向し、証券化取引等に従事(~2016年3月)。2017年4月より金融庁監督局総務課金融会社室、信用機構対応室、仮想通貨モニタリングチーム、総合政策局リスク分析総括課フィンテックモニタリング室課長補佐として、貸金業者、前払式支払手段発行者、資金移動業者、暗号資産交換業者などの検査・監督業務および金融機関等の預金保険業務を担当(~2020年3月)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
67
最近の金融業務を取り巻く環境はかなり激変しています。その中で法律などもきちんと整備されつつあります。この本では前払決済、後払決済、送金、貸付、暗号資産に分けてわかりやすく説明されています。今後の金融業務に携わる人にとってはかなり参考となるのでは?2021/06/18
Yuichi Tomita
6
前払決済、後払決済、送金、貸付、暗号資産の五つのテーマを横断的に解説したもの。 ここ数年の法改正、解釈を踏まえてQ&A方式で解説されている。法律を横断するところも述べられていて、参考になる。また、私見も述べられており、単に公表物を説明しているだけではない点も良い。 ここ数年の金融法務の動きを整理するためにとても有用と感じた。2021/07/01
Yuichi Tomita
4
再読。今年また資金決済法、銀行法が改正されそうだが、ついて行くにはここ数年の改正をしっかり頭に入れる必要がある。 とはいえ、為替該当性、貸金該当性は分かるような分からんような(つまり分かっていない)状況で、正確に理解しずらいところがある。為替における「送金リスクの引受」という所がちゃんと理解できていないので、もう一度読む必要がありそうだ。自分の理解力のなさが少し辛い。2022/01/04
ふら〜
0
電子マネー、暗号資産や様々な決済手段がDXも相まって出現している昨今、それらの法的根拠や規制と考え方について解説。色々入り乱れている印象のあるこの領域を整理するのに良い。2023/05/05
Wabisuke
0
Fintechのリーガル論点について実務上知りたいことがだいたい載っている神がかり本です。即戦的な使い方ができ、法制度趣旨の理解が漏れないような記載となっており、実務から理論にはいる人も理論を知っていて実務対応しなくてはならない人も役に立つ本だと思います。令和3年改正資金決済法の政省令が出たあたりで改訂版を出していただけると非常にありがたいです。2022/03/15