出版社内容情報
宇野 輝[ウノ アキラ]
著・文・その他
内容説明
財政健全化にも資する官製金融、地域金融機関、共存共栄の道を描く。官製金融機関と地域金融機関が直面する課題を業態別ポートフォリオ・収益格差の是正との視点から分析。民営化3行の事業再編と広域行政区域における地銀再編を豊富なデータをもとに大胆かつ詳細にシミュレーション。
目次
序章 官製金融の諸課題の解決と地域金融改革―財政健全化に資する総括的分析
第1章 実質的な預託金制度の存続
第2章 業態別および業態内のROA比較分析からの課題―ゆうちょ銀行と小規模地方銀行のROA分析と理論
第3章 ゆうちょ銀行が抱える諸問題
第4章 地域金融の業態別経営指標による構造分析と課題
第5章 民営化3行の経営統合によるALMの再構築
第6章 財政健全化に資する官製金融民営化3行の事業再編と広域行政区域の地銀再編構想
著者等紹介
宇野輝[ウノアキラ]
京都大学経済学部特任教授。京都市出身。1966年京都大学経済学部卒、住友銀行入行、Visa Japan企画部長(出向)、住友銀行店舗開発部長、業務開発部長、新宿支店長、取締役人形町支店長、等を歴任。取締役本店支配人退任後、三井住友カード代表取締役副社長、SMBCコンサルティング代表取締役会長を経て、2006年日本郵政(株)執行役員となり郵政民営化に従事。ゆうちょ銀行常務執行役退任後、2010年より京都大学経済学部特任教授、「官製金融と民間金融概論」の講義を担当。2011年京都大学大学院経済学研究科・経済学部フェローの称号を授与され現在に至る。現任役職:DMG森精機(株)シニアエグゼクティブフェロー、橋本総業ホールディングス(株)社外取締役、(株)三社電機製作所社外取締役、一般社団法人金融経済みらい研究所代表理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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