内容説明
ポスト検査マニュアル時代の資産査定・引当のあり方とは。金融庁「検査マニュアル廃止後の融資に関する検査・監督の考え方と進め方」(令和元年12月公表)に基づき、それぞれの金融機関のビジネスモデルに応じた融資、引当を実現するための考え方を整理。2017(平成29)年まで約20年にわたり毎年度改訂を続けてきた『金融機関の信用リスク・資産査定管理態勢』(旧・検査マニュアルハンドブック)の改題改訂版!自己査定の基本から、償却・引当、自己資本比率への影響まで、全160のQ&Aでわかりやすく示した。
目次
1 総論(金融庁の検査・監督の方向性について説明してください;令和元事務年度金融行政方針のポイントについて教えてください ほか)
2 旧検査マニュアル編(信用リスク管理態勢の確認検査用チェックリスト(金融検査マニュアルは信用リスクをどのように定義していますか;経営陣による信用リスク管理態勢整備のポイントは何ですか ほか)
資産査定管理態勢の確認検査用チェックリスト(債権の分類方法について説明してください;「信用格付」について説明してください ほか)
償却・引当(償却・引当に関する検査は、どのような手順で行われますか;一般貸倒引当金の引当額は、どのように算出するのですか ほか)
自己資本比率等(税効果会計に基づく繰延税金資産見合い額の適正な自己資本への計上について説明してください;自己資本比率に基づく早期是正措置制度とはどのようなものですか ほか))