内容説明
今、M&Aにおいて、金融機関に求められているのは「収益確保」と「顧客本位」の両立である。しかし、金融機関は融資先である顧客に対して、おのずと優越的地位に立ちやすく、その両立は容易ではない。では、どうすれば「収益確保」と「顧客本位」は両立できるのだろうか…。
目次
第1章 大廃業時代、大相続時代のM&Aの意義
第2章 M&Aは実際、どう進んでいくか―地域金融機関と専業機関が協働するメリット
第3章 地域金融機関がM&Aで成功するために必要なこと
第4章 M&Aに潜むリスク―地域金融機関がどこまで抱えるべきか
第5章 M&Aは「収益確保」と「顧客本位」の両方を追うことが成功の鍵
第6章 日本M&Aセンターの活用法
著者等紹介
鈴木安夫[スズキヤスオ]
株式会社日本M&Aセンター執行役員金融法人部長。1972年栃木県那須塩原市生まれ。1995年大学卒業後、株式会社足利銀行へ入行し、法人営業に従事。2003年日興コーディアル証券へM&Aトレーニーとして出向。その後、足利銀行本部M&A部署にて業務推進。2004年日本M&Aセンター入社。経営支援室の専任スタッフとして、NPO法人日本企業再生支援機構の立ち上げおよび運営をこなす傍ら、法的整理や私的整理の中での再生型M&Aや後継者問題を解決するための後継者不在型M&Aおよび事業承継を含む経営コンサルティングを専門とする。現在は、金融機関との協働案件を担当する金融法人部にて、金融機関からの紹介案件を中心に活動。豊富な事例の経験と銀行員の職歴を活かし、年間100回程度の講演を行う。全国の地方銀行、第二地方銀行、信用金庫等を担当する金融法人部の統括責任者を2017年より務める。2012年に、一般社団法人金融財政事情研究会とM&Aエキスパート認定制度を立ち上げ、2018年5月末現在で同制度の資格取得者は2万人を超える(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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