内容説明
6つのストーリーから知る、信用金庫の事業承継・M&Aの現場。取引先の存続、雇用継続を実現するには?これからの信用金庫の地方創生戦略に必要なこと。
目次
序章 信用金庫に求められる事業承継・M&A支援業務とは
第1章 選択と集中による事業の切り離し(新潟信用金庫)
第2章 親族に後継者候補がいる会社のM&A(三島信用金庫)
第3章 大型スポーツ施設の譲渡(中栄信用金庫)
第4章 後継者不在による飲食店の譲渡―信用金庫がメインの取引先ではなかったが支店長が事業承継問題にすぐさま対応した事例(城北信用金庫)
第5章 医療法人(出資持分なし)のM&A(城南信用金庫)
第6章 事業承継対策におけるヒヤリとした事例―株券の買取りに難航した事例(三条信用金庫)
巻末資料
著者等紹介
飯塚仁康[イイズカヒトヤス]
株式会社日本M&Aセンター金融法人部。1971年奈良県香芝市生まれ。1995年大阪教育大学教育学部卒業後、農協系統金融機関に入社。2008年同志社大学大学院(経営学修士・MBA)修了後、日本M&Aセンターに入社。地域金融機関との共同案件を中心に多数の成約を有する。2014年に一般社団法人金融財政事情研究会との共催で、全国信用金庫事業承継・M&A研究会(しんきんファミリー)を立ち上げ、企画から運営に至るまで鈴木安夫とともにその中心的な役割を果たす。全国の信用金庫からの多くの事例を題材として、その豊富な経験をもとに年間30回ほどの信用金庫の役職向け研修会や顧客向けセミナーの講師を務めている。信用金庫との実体験に基づいた語り口で、事業承継・M&A業務の体制づくりと専門的人材の育成をより積極的にサポートし、信用金庫業界における事業承継・M&A業務の“パイオニア”の1人として全国的に活躍している。家族は妻と一男一女
鈴木安夫[スズキヤスオ]
株式会社日本M&Aセンター執行役員金融法人部長。1972年栃木県那須塩原市生まれ。1995年大学卒業後、株式会社足利銀行へ入行し、法人営業に従事。2003年日興コーディアル証券へM&Aトレーニーとして出向。その後、足利銀行本部M&A部署にて業務推進。2004年日本M&Aセンター入社。経営支援室の専任スタッフとして、NPO法人日本企業再生支援機構の立上げおよび運営をこなす傍ら、法的整理や私的整理のなかでの再生型M&Aや後継者問題を解決するための後継者不在型M&Aおよび事業承継を含む経営コンサルティングを専門とする。現在は、金融機関との協働案件を担当する金融法人部にて、金融機関からの紹介案件を中心に活動。豊富な事例の経験と銀行員の職歴を活かし、年間100回程度の講演を行う。全国の地方銀行、第二地方銀行、信用金庫等を担当する金融法人部の統括責任者を2017年より務める。2012年に、一般社団法人金融財政事情研究会とM&Aエキスパート認定制度を立ち上げ、2018年5月末現在で同制度の資格取得者は2万人を超える(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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