出版社内容情報
動産価値を活用した企業金融のポイントを実際の事例を通じて解説。借入人が置かれている状況(急激な業績悪化、債務超過、私的整理手続等)や、ストラクチャリング(シンジケーション、優先劣後、在庫買取等)ごとの具体的事例において、実行したソリューション、実行後の状況、他案件への応用可能性について言及。金融機関の融資担当者、法人渉外担当者等、必読の書。
内容説明
動産の価値を活用した「コンサルティング機能の発揮」事例を紹介する必読の一冊。動産価値活用の専門家集団が、実例をもとにその経験とノウハウを紹介するケーススタディ集。企業の“実態把握”をしたものの、必要なアクションプランを描けていない金融機関の法人渉外担当者必読。案件検討、モニタリング、他案件への応用可能性についても詳述。
目次
第1章 借入人のさまざまな状況に応じたソリューション事例(借入人が業歴の浅いケース(中古ブランド品小売業)
借入人の業績が悪化しているケース(アパレル卸売業) ほか)
第2章 さまざまなストラクチャリングを用いたソリューション事例(シンジケーションを用いるケース(ホームセンター)
民事再生手続における事業譲渡先に対する優先劣後型EXITファイナンスのケース(雑貨製造業) ほか)
第3章 アセット・ベースト・ソリューションにおけるモニタリング(モニタリングにより早期に債務者の危機を察知し、回収につながったケース(アパレル卸売・小売業)
借入人の入金を担保口座に集約しキャッシュ・スイープをセットするケース(アパレル卸売・小売業))
第4章 アセット・ベースト・ソリューションにおける動産換価と融資回収(借入人が破産し動産担保の換価によって融資を回収するケース)
第5章 アセット・ベースト・ソリューションの概論(動産価値を活用した企業金融とは;動産の評価手法について)