出版社内容情報
本書は、医業関係者の相続・事業承継・M&Aについて、医業に特化した会計事務所が、具体的な事例をもとに、解決方法をわかりやすくアドバイスしている。「クリニックの土地の名義が父のままだと、相続手続でトラブルになるのですか?」「娘の夫にクリニックを引き継いでもらいたいが、将来もめないためにはどうしたらいいのですか?」。ドクターの具体的な疑問に対して、現実的な解決方法と必要な税務の知識が同時に得られる唯一の書である。
内容説明
医業関係者の相続・事業承継の問題解決について、医業特化の会計事務所が具体的な事例をもとにわかりやすく説明します!
目次
今日の相続事情
相続が発生した場合の手続
相続対策の基本と順序
個人医院の相続税
個人医院の相続対策
医療法人制度
医療法人の相続税
医療法人の相続対策
医療機関の事業承継・M&A
MS法人の活用
遺言の制度と効果
成年後見制度・信託の活用
著者等紹介
上條佳生留[カミジョウカオル]
税理士・行政書士。2004年税理士試験官報合格。「事業承継」「M&A」などにかかわる資産税全般を得意とする。税理士法人ブレインパートナーの女性経営陣として、専業主婦、子育て経験を活かした独自の視点をもって、顧客主義を軸に競争力ある集団組織の構築にあたる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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次郎作
10
なぜ開業している先生たちは医療法人を立ち上げるのだろうと思っていたが、節税対策が主であることが分かった。 医療だけやっていると疎くなってしまう相続税などの注意点を学ぶことができた。 知らない知識も多く、勉強になった。 特に、死ぬほどビックリした事実は、 『医療法人は相続者がいないと財産がすべて国や自治体のものにになる』 『医療法人の理事長になるためには医師免許が必要』 の2点。 こりゃ、裏口入学させてでも息子を医学部に入れたがるわけだな。2019/01/06
mattu
4
仕事の知識のため。普段の相続にも関連する。法知識が少なくても読みやすいですね。2018/04/26