内容説明
支店長の真の使命は銀行の信用を守ること。部下行員の着服・横領、反社会的勢力による執拗な攻撃…きょうもどこかの銀行で起きている現実に、一人の支店長が敢然と立ち向かう。元銀行支店長が書き下ろした金融小説。
著者等紹介
真宮角太郎[マミヤカクタロウ]
1956年生まれ。79年大学卒業後、地方銀行に入行。4カ店の支店長を経験した後、本部の顧客相談部署に配属され、苦情・クレーム、トラブル処理に従事。数千件に及ぶ問題事案を統計学的に分類・分析し、銀行の顧客サポート体制の構築にも携わった。2011年に銀行を定年退職後、作家活動を始める。『支店長 勝野俊介』は小説家としてのデビュー作(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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しぇん
12
KindleUnlimitedで。作者の経験をもとにしてるのかもしれませんが、実質二部構成になっており。一部、銀行内部の問題。二部は反社との戦いと、どこからどこまで話が繋がっていくのかとか少し戸惑いました。銀行の世界は今となっては半沢ドラマの世界のイメージで見てしまいますが中々大変そうですね2022/12/16
Takateru Imazu
2
支店長 勝野俊介 2013/12/20 真宮 角太郎 (著) 著者は大学卒業後、地方銀行に入行。4ケ店の支店長を経験した後、本部の顧客相談部署に配属され、苦情・クレーム、トラブル処理に従事。本書は小説家としてのデビュー作。 本書にの構成は2章から成る 行員の着服を議題にした①まだら 反社会的勢力との戦いを描いた②反社 半沢直樹は融資役席の視点から書かれた作品であるのに対して本書は支店長の視点で書かれた支店長版半沢直樹である。 散りばめられた銀行あるあるでは、勉強になることも多く、リアリティに基づい2015/06/04
Yunemo
1
出版社からすると、内容については、ほぼ著者が体験した現実なのでしょう。銀行の支店長の役割って本当に難しい。「まだら」と「反社」ですか。どの業界においても、不祥事、苦情、反社との戦い、現場にいれば間違いなく遭遇する。でも避けて通りたい。個人としては、逃げたい、助かりたい、係りたくない、気持ちで一杯。だって誰が守ってくれの。ここ数年、新聞紙上を賑している事件、あるいは三面記事等、当てはめてみれば、大半がこの著作のようなことから始まっています。改めて、組織防衛、逃げないその具体策、頭では理解して読了なのですが。2015/04/29
たかし
0
ありそうな事案で、ページが進む。高齢者・認知機能に問題が見られる方からの苦情、行員の不祥事、苦情から反社会的勢力に個人がつけこまれ、組織で対決。2014/02/12
晴れ
0
最後はまじかよという展開を迎えたが全体的に読んでてスカッとする流れの内容だった。 2023/12/21