金融リスク管理を変えた10大事件

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  • サイズ B6判/ページ数 257p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784322123463
  • NDC分類 338.1
  • Cコード C2033

内容説明

金融リスク管理は、さまざまな経験に対する不断の改善の賜物。すべてを目撃してきた実務家が、その歴史と教訓を紐解く。

目次

序章「10大事件」と本書の構成
第1章 ブラックマンデー―1987年
第2章 G30レポートとVaR革命―1993年
第3章 FRBショックとデリバティブ損失―1994年
第4章 ベアリングズ銀行と不正トレーダー―1995年
第5章 ヘッジファンドLTCM破綻―1998年
第6章 バーゼル2とオペレーショナルリスク―2001~2007年
第7章 NY同時多発テロとBCP―2001年
第8章 サブプライムローン問題と証券化商品―2007年
第9章 リーマンショックと金融危機からバーゼル3へ―2008年~
第10章 アルゴリズム取引と「フラッシュ・クラッシュ」―2010年

著者等紹介

藤井健司[フジイケンジ]
東京大学経済学部卒。ペンジルヴェニア大学ウォートンスクール経営学修士課程修了。1981年日本長期信用銀行入行、同池袋支店、営業第二部、長銀インターナショナル(英国)出向、等で勤務。1998年三和銀行入行、三和証券リスク管理部長、2004年UFJホールディングスリスク統括部長兼UFJ銀行総合リスク管理部長。2006年三菱UFJフィナンシャル・グループ、リスク統括部バーゼル2推進室長。2007年あおぞら銀行入行、専務執行役員チーフ・マーケット・リスク・オフィサー。2008年みずほ証券入社、リスク統括部長。2011年同執行会役員グローバルリスクマネジメントヘッド。東京リスクマネジャー懇談会共同代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

6
どちらかというと海外の大きな金融事件、ブラックマンデーからリーマンショックまでを含めた10の事件の内容について詳しく分析しています。インターナショナルな金融業務やリスク管理について興味のある方にはかなり参考になると感じました。2013/10/22

リョウ

4
ブラックマンデーからフラッシュクラッシュまで、金融リスクの再考を迫ることとなった10の事件の概要と、そこから導き出されたリスク管理を解説する。一つの事象に対処しても、技術の進歩や環境の変化によって次々に新しい問題が噴出する。金融というのはその繰り返しではないかと思える。2014/05/24

とりもり

3
読みやすくコンパクトにまとまっている。但し、「金融リスク」と言ってもほとんどの言及は「市場リスク」についてであり、「信用リスク」についての言及はほとんどない。そこが分からないと、自己資本規制における重み付けの議論が理解できないのでは?(現に、バーゼルに関する言及の中でも、自己資本規制についてはサラッとしか書かれていない) また、オペレーショナルリスクについてももう少し言及して欲しかったところ。とは言え、金融リスク規制強化の流れをバクっと把握するには良い一冊かと。★★★★☆2016/02/14

プレミアムモルツ

3
金融リスク管理と規制の動向を分かりやすく解説。読み物としても面白い。金融業界関係者、必読の書だ。2014/06/18

koji

2
金融業界に30年以上身を置いている者としては、どの事件も忘れられないものばかりです。「はじめに」で書かれた「LTCMを知らない若者が17人中16人いたとの話」は、私には衝撃でした。「20世紀も遠くになりにけり」ですかね。LTCMは、ロバート・マートン、マイロン・ショールズというノーベル経済学賞受賞者がパートナーとして参加したヘッジファンドで「リスク・アグリゲーター」というリスクモデルで一世を風靡しましたが、結末はあっけないものでした。本書は金融に携わり始めた人向けに丁寧に分かり易く書かれておりお勧めします2013/11/14

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