内容説明
ベアリングズ破綻、サブプライム・ローン問題、「ロンドンの鯨」事件、金融検査等の事例に沿いながら、ガバナンスを考える。
目次
第1章 金融機関とガバナンス(注目されたきっかけ―1995年ベアリングズの破綻;相次ぐ類似事件 ほか)
第2章 金融リスク管理(金融リスク管理の失敗―サブプライム・ローン・ビジネスにのめりこんだ金融機関;金融機関と金融リスク管理)
第3章 ガバナンスの関連分野(内部統制;コーポレート・ガバナンス)
第4章 ガバナンス失敗の背景(性弱説;見えるものと見えないもの ほか)
第5章 ガバナンスの失敗は防げるか(ダイナミックなプロセスとしてのガバナンス;経営陣の役割)
著者等紹介
天谷知子[アマヤトモコ]
東京大学公共政策大学院客員教授。東京大学法学部卒。1986年大蔵省入省。銀行局課長補佐、欧州連合日本政府代表部一等書記官、金融監督庁長官官房課長補佐、金融庁総務企画局国際課企画官、監督局保険課審査室長、検査局総務課調査室長、監督局リスク分析参事官、証券取引等監視委員会事務局課徴金・開示検査課長等を経て、2011年7月より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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プレミアムモルツ
1
金融機関。極めて高い社会性・公共性を有するがゆえに、ガバナンスが重要になるのは当然なのだが・・・。しかし、とほほ、いやとほほでは済ますことの出来ない事例が、過去に一体いくつあったことか。そうした事例を適宜紹介・解説しながら、金融機関のガバナンスについて鋭い考察を展開していく。金融機関の関係者にとって有用の書であると思った。2014/05/01
Mikatas
0
元FSAの職員による世界各地の金融機関のガバナンス失敗に関する話題満載の本。数年ごとに「とほほ」な事件が起きていて、金融業界は学習しない連中だなぁと思うことしきり。2015/04/19
yashiti76
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3️⃣海外の金融機関の事例を元に、ガバナンスのあり方を説明。ディーラー経験のある私にとっては馴染み深い事例が多かったが、もう少し深い内容を期待していたので3️⃣。2014/06/24
Ryu
0
書いてある内容は、分かりやすく、納得できる。ただ、仕事に活かそうと思うと難しい。2013/10/04
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