ＫＩＮＺＡＩバリュー叢書 クラウドと法

近藤 浩/松本 慶【著】

金融財政事情研究会（2011/10発売）

• サイズ B6判／ページ数 242p／高さ 19cm
• 商品コード 9784322119428
• NDC分類 547.48
• Cコード C2033

内容説明

「情報セキュリティ」「クラウドのカントリーリスク」などクラウドコンピューティングにまつわる最新の話題を満載。

目次

第１章　はじめに
第２章　クラウド導入のモデルケース
第３章　情報セキュリティ
第４章　個人情報保護法等
第５章　コーポレートガバナンスとの関係
第６章　クラウドの国際性と法
第７章　知的財産権
第８章　クラウドのサービス事業者との契約
第９章　クラウドのサービス事業者のリスクや責任
第１０章　大震災とクラウド
第１１章　クラウドの推進へ向かって

著者等紹介

近藤浩［コンドウヒロシ］
東京青山・青木・狛法律事務所ベーカー＆マッケンジー外国法事務弁護士事務所（外国法共同事業）Ｍ＆Ａグループ責任パートナー弁護士。１９８１年中央大学法学部卒業、１９９１年にハーバード・ロースクールにて法学修士取得。Ｍ＆Ａグループの責任者として、電気、金融、通信、保険、小売業界における国内外のＭ＆Ａ案件を多数手がけるほか、ＩＴ法分野にも精通

松本慶［マツモトケイ］
東京青山・青木・狛法律事務所ベーカー＆マッケンジー外国法事務弁護士事務所（外国法共同事業）知的財産権・情報通信、紛争手続、コーポレートグループ所属弁護士。１９９９年東京大学法学部卒業、２００１年第一東京弁護士会登録、２００６年ノースウェスタン大学ロースクールにて法学修士取得、２００７年ニューヨーク州弁護士会登録。国内外における特許紛争案件等知的財産権にかかわる取引および紛争のほか、国内外のＩＴ企業に関連する案件にも数多く従事している（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[KAZOO]

最近はビッグデータとクラウドとがITの分野ではかなり流行っていますが、ビッグデータはともかくクラウドは今後かなりの発展を遂げていくのではないかと思われます。コストの面でも自前でハードを持つよりもコストの面ではるかにメリットがあり、また技術の進展に左右されないのでいいとかんじられます。特にセキュリティばかりではなく、契約関係などでの縛りが重要になることは目に見えています。このような面からも体制作りが課題となるのでしょう。

2014/06/12

[ｓｎ]

クラウドのリーガルリスクについて」、恥ずかしながら「情報セキュリティ」の側面しか頭になかったけれど、弁護士の視点から俯瞰的にテーマを取り上げておられ、勉強になりました。法学は専門外なので、具体的な判例が掲載されている点も助かりました。

2012/02/12

[あさ]

クラウドについて法の側面からリスクや論点をまとめた本。読後即なにかがわかった！という本ではないが、弁護士の視点から広く浅く様々なテーマに触れられており、興味深い。まだ解釈の定まっていない話も具体的な判例が挿入されていて読みやすかった。

2011/11/06