内容説明
東京地裁破産再生部の裁判官・書記官が総力を結集した実務のバイブル。破産法・民事再生法など倒産法制の抜本的改正とその後の実務運用をフォロー。内容を大幅に拡充強化した待望の全面刷新版。
目次
破産編1(破産手続一般;破産手続の申立て・受付;破産手続開始決定;破産管財人;破産管財人の業務;否認)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
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初学者が読んだ。倒産事件を実際に進めながら、手続きの処理に迷った際に引く用途で作られている。だが、1,2,3章は破産手続や申立ての大まかな枠組みと、なぜそのような決まりがあるのかが説明されており、六法と照らし合わせて読むと理解が深まる。 破産は更生や再生手続きと異なり、債務整理の最終手段である。債務者財産の精算を第三者(管財人)や裁判所が監督するかわりに、債務者の経済生活の再生の機会を確保する。破産は法が予定している人の権利でもあるので(債務免責は自然人のみ)、困った時には相談や申立てを考えてみてほしい。2020/05/04