内容説明
ファイナンスの基礎をしっかり学び応用力を養うためには、内容を系統的に理解し、きちんと練習問題を解くこと以外に近道はありません。著名MBAスクールの教員・学生たちの厳しい選択眼に耐え育てられてきた基本書を、Executive Summaryから章末問題まで丸ごと完訳。『コーポレートファイナンスの原理』を伝える日本語バイブル、待望の最新版。
目次
第1部 概観
第2部 価値とキャピタル・バジェッティング
第3部 リスク
第4部 資本構成と配当政策
第5部 長期資本調達
第6部 オプション、先物、そしてコーポレート・ファイナンス
第7部 短期財務
第8部 スペシャル・トピックス
著者等紹介
Ross,Stephen A.[ROSS,STEPHEN A.][Ross,Stephen A.]
現在、マサチューセッツ工科大学Sloan School of ManagementのFranco Modigliani Professor of Financial Economicsである。ファイナンスと経済学の分野で最も広く論文を発表している研究者の一人であり、その研究を通しての、シグナリング、エージェンシー理論、オプション理論、金利の期間構造理論、その他多くのテーマに対する重要な貢献はもちろん、裁定価格理論開発の業績で知られている。先の全米ファイナンス学会の会長であり、現在いくつかの学会誌と実務ジャーナルのアソシエイト・エディターを務めている。CalTechの理事であり、College Retirement Equity Fund(CREF)、Freddie Mac、およびAlgorithmicsの取締役である。またRoll and Ross Asset Management Corporationの副会長でもある
Westerfield,Randolph W.[WESTERFIELD,RANDOLPH W.][Westerfield,Randolph W.]
南カリフォルニア大学Marshall School of Businessの学部長で、Robert R.Dockson Dean’s Chair of Business Administrationの保有者である。ペンシルバニア大学Wharton Schoolで、ファイナンス学部の学部長ならびに20年間ファイナンス教員を務めたのち、南カリフォルニア大学に移った。彼は、Health Management Associates,Inc.、William Lyon Homes、Nicholas Applegateグロース・ファンドなどのいくつかの公開企業の取締役会メンバーである。専門分野は、企業財務政策、投資マネージメント、および株式市場の価格動向を含む
Jaffe,Jeffrey F.[JAFFE,JEFFREY F.][Jaffe,Jeffrey F.]
ファイナンスと経済学の学会誌に頻繁に論文を発表してきた。最も知られた業績はインサイダー取引に関するもので、企業インサイダーが取引から異常リターンを得ることが可能で、しかも法的規制はこれらの利益に対してほとんど影響を及ぼさないことを明らかにした。また新規公開、公益企業の規制、マーケット・メーカーの行動、金価格の動向、金利に対するインフレの理論的影響、資本資産価格に対するインフレの実証的影響、小型株と1月効果、そして資本構成の意思決定でも貢献をしている
大野薫[オオノカオル]
1986年イリノイ大学大学院博士課程卒業。Ph.D.専門は意思決定科学。イリノイ大学研究員、外資系投資銀行等を経て、現在中央大学専門職大学院国際会計研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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