ABSメザニン投資のすべて―メザニンのリスク・リターンと投資家の自己責任

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  • サイズ A5判/ページ数 242p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784322103595
  • NDC分類 338.15
  • Cコード C2033

出版社内容情報

流動化時代だからこそ必読の実務書
◎商品の本質を明らかにする
 メザニンの性質からくるリスクの本質や問題点をオリジネーター・アレンジャー、資金提供者、投資家等の立場から多角的かつ多層的に分析・詳解した本邦初の実務書。
◎流動化商品のもつリスク・リターンの本源的評価とは
 急拡大している流動化市場で、その商品に対する格付評価をはじめとする各種評価基準と収益性の関係にメスを入れた筆者入魂の書。
◎豊富なアペンデックス
 章ごとの補論を記すことで、メザニンに対する理解をより深めるとともに、筆者の意図をより鮮明に浮き彫りにさせる待望の書。
◎運用難時代だからこそ必携
 投資家はもちろん企業の財務担当者、金融機関専担スタッフ、さらには各分野の研究者必読の書。

●主要目次●

第1章 はじめに
   第1節 投資家の視点からみた優先・劣後構造
   第2節 問題提起

第2章 中位クラス・メザニン設定の目的
   第1節 裏付け資産・債権の残高変動に対応したクラス分け
   第2節 限られた資産・債権を利用した資金調達の効率化
   第3節 確実な資金調達のために

第3章 メザニン(中位クラス)の損失発生と格付評価
   第1節 タイムリー・ペイメントと元本回収
   第2節 格付評価の意義
   第3節 あるべき格付の定義
   第4節 証券化商品の信用補完は、劣後部分よりも「支払資金の確保」が重要
  [第3章の補論] 不動産証券化における格付への疑惑

第4章 メザニン(中位クラス)の商品条件と格付の関係
   第1節 債務不履行を回避するために
   第2節 支払の繰延べは、資金不足が原因
   第3節 繰延可能・償還方法変更可能とされたものと格付評価との関係
  [第4章の補論] クロス・デフォルト回避策の実例

第5章 メザニン(中位クラス)の商品性改善
   第1節 メザニン(中位クラス)の問題点整理
   第2節 中位クラスの商品性改善策
  [第5章の補論] 金融保証を利用した中位クラス・メザニンの商品性改善

第6章 メザニン(中位クラス)の投資留意点
   第1節 支払の繰延可能条件・償還方法の変更可能条件の有無(留意点1)
   第2節 評価結果と評価要素・順序・ウェート配分との整合性(留意点2)
   第3節 リスクとリターンの問題点
   第4節 まとめ
  [第6章の補論] 中位クラスを設定した場合としない場合で、同一格付評価とされる部分のDSCR比較

第7章 投資家の自己責任引受
   第1節 投資家の自己責任引受
   第2節 投資家には危機管理意識が不可欠
   第3節 今後への期待

*用語解説

内容説明

本格化する証券化商品投資へ警鐘。注目されている証券化商品のリスク・問題点を多面かつ多層的に分析し、その本質に迫る注目の実務書。

目次

第1章 はじめに
第2章 中位クラス・メザニン設定の目的
第3章 メザニン(中位クラス)の損失発生と格付評価
第4章 メザニン(中位クラス)の商品条件と格付の関係
第5章 メザニン(中位クラス)の商品性改善
第6章 メザニン(中位クラス)の投資留意点
第7章 投資家の自己責任と危機管理

著者等紹介

三国仁司[ミクニヒトシ]
1976年日本長期信用銀行入行。1988年より資産証券化担当。1994年日本ランディック入社(出向)。1997年長銀総研入社(出向)。1999年4月日本格付研究所入社、現在ストラクチャード・ファイナンスアドバイザー。2002年4月より中央大学大学院国際会計研究科(アカウンティング・スクール)客員教授
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感想・レビュー

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RyoShun

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(資産・債権の)証券化:裏付けとなる資産・債権(単体および集合体を含む)を決めて、そこから得られる資金的・経済的な価値の分配に参加者を募り、その「参加権」を証券取引上の有価証券の形で表象すること2020/04/12

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