CDO―クレジット・デリバティブと証券化のコラボレーション

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  • サイズ A5判/ページ数 252p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784322103472
  • NDC分類 338.1
  • Cコード C2033

出版社内容情報

 最先端の金融商品の全貌がここに明らかに!!
 デリバティブ技術の飛躍的向上と証券化のニーズの高揚を背景として、新たに開発・販売されたシンセティックCDO(合成債務担保証券)をはじめ、CDS、CLN債、CBOやCLOといった、近年投資家の注目を浴びている各金融商品の仕組み・特徴、その活用方法について、投資家向けにわかりやすく解説。
 加えて、CDO市場の現状と今後の展望、CDOが登場する背景として無視できないクレジット・デリバティブの特色・構造、各種取引例、契約書モデル案、プライシングモデル等を例示・解説するなど、最先端の金融商品群を理解するうえで欠かせない知識・情報をもれなく記載。
 機関投資家をはじめ、新たな投資先を開拓したい実務家にとって必読・必携の書。

主要目次

はじめに
第1章 CDOとは
 1 CDOとは
   ・CDOの位置づけ
   ・CDOとABSの違い
 2 CDO市場の急拡大
 3 市場概要
第2章 クレジット・デリバティブ
 1 クレジット・デリバティブとは
   ・クレジット・デリバティブの基本
   ・クレジット・デリバティブのタイプ
 2 商品
   ・アセット・スワップ
   ・リパッケージ債
   ・デフォルト・スワップ
   ・バスケット・デフォルト・スワップ1 : ファースト・トゥ・デフォルト(FTD)・バスケット
   ・バスケット・デフォルト・スワップ2 : ファースト・ロス・プロテクション
   ・クレジット・リンク債
   ・クレジット・リンク・ローン、クレジット・リンク預金
   ・トータル・リターン・スワップ
   ・クレジット・スプレッド・オプション
   ・ダウン・グレード・プロテクション
   ・ABS
   ・シンセティックCDO
 3 市場の概観
 4 CDSの仕組み
   ・ISDAコンファメーション
   ・コンファメーションの内容
   ・現金決済の方法
 5 信用事由
   ・信用事由とは
   ・定義
   ・リストラクチャリング
 5信用事由vs3信用事由
 6 メリット
 7 デメリット
 8 プライシング・モデル
   ・Structuralモデル
   ・Reduced Formモデル
 9 クレジット・デリバティブの今後
第3章 ストラクチャー
 1 基本的ストラクチャー
   ・証券化商品の基本
   ・ポートフォリオ
   ・優先劣後構造
   ・発行体
   ・担保
   ・スワップ、スワップ・カウンターパーティー
   ・ウォーターフォール
 2 商品タイプ
   ・担保資産による分類
   ・元利払いの源泉による分類
   ・組成方法による分類
   ・取引動機による分類
   ・入替えの有無による分類
 3 格付
   ・CDOの格付過程
   ・異なるデフォルト率
   ・R&I
   ・ムーディーズ
   ・S&P
第4章 シンセティックCDO
 1 シンセティックCDO
   ・シンセティックCDOの一般的仕組み
   ・発行体
   ・スワップ・カウンターパーティー
   ・投資家
   ・参照ポートフォリオ
   ・担保
 2 シンセティックCDO取引例
   ・CDO概要 : トランチング、ポートフォリオ、ストラクチャー
   ・商品概要 : 全体の概要、A号社債、B号社債、C号社債、エクイティ社債、スーパーシニア
 3 リスク分析
 4 会計処理
 5 CDO投資の論点
   ・メリット
   ・デメリット、リスク
 6 CDOの利用方法
   ・バランス・シート・ヘッジ
   ・BIS自己資本比率規制
第5章 今後の展望
 1 新商品の登場
   ・バランス・シート型CDO
   ・マネージド型CDO
   ・CDOオブCDO
   ・ハイブリッドCDO
 2 市場の発展
おわりに
参考資料
事項索引

内容説明

シンセティックCDO(合成債務担保証券)をはじめ、CDS、CLN債、CBO、CLOといった、近年投資家の注目を浴びている各金融商品の仕組みや特徴、その活用方法、CDOが登場する背景として無視できないクレジット・デリバティブの構造・特色、各種取引例、契約書モデル案、プライシングモデル等を例示・解説するなど、最先端の金融商品群を理解するうえで欠かせない知識・情報をもれなく記載。

目次

第1章 CDOとは(CDOとは;CDO市場の急拡大 ほか)
第2章 クレジット・デリバティブ(クレジット・デリバティブとは;商品 ほか)
第3章 ストラクチャー(基本的ストラクチャー;商品タイプ ほか)
第4章 シンセティックCDO(シンセティックCDO;シンセティックCDO取引例 ほか)
第5章 今後の展望(新商品の登場;市場の発展)

著者等紹介

矢島剛[ヤジマゴウ]
1972年生まれ。慶応義塾高等学校、慶応義塾大学卒業後、1995年、三菱銀行に入行、貸付等を担当。1998年、ソシエテ・ジェネラル証券会社(SG)にてクレジット・デリバティブ部門を立ち上げる。2001年、CDO組成の経験等を買われBNPパリバ証券会社に入社、同様にクレジット・デリバティブ部門の立上げを行う。南カリフォルニア大学マーシャル・スクール・オブ・ビジネスPrinciples of Business Management修了
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